もう一人のY君

iPhoneアプリのレビューやアップデートレビューなどを書いています. たまに数学の記事も書きます.

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【新型コロナウイルス】iPhoneショートカットで体温とその他の情報を記録する

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 感染者の増加が未だ収まらない新型コロナウイルスですが, 我々ができることは色々あります.

 その一つとしては日々の記録です, 万が一自分が感染した場合, 自身のそれまでの状態や感染経路の情報は今後の拡散防止のための重要な要素となります.

 いざ感染したとき過去に何をしていたか…なんて思い出せるとは限らないものです.

 そこで, せめて体温の記録と共に, 簡単な日記としてどこかに記録しておきたいものです.

 

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 レビュー時のバージョン : v4.0.1

 

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ショートカットにおけるヘルスケア

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 まずはヘルスケアから見ていきましょう.

 ショートカットではヘルスケアに関するアクションがいくつかありますが, 今回は記録することがメインなので「ヘルスケアサンプルを記録」というアクションを使います.

 「種類」の部分をタップするとショートカット内で使用可能な項目がずらっと並ぶので記録したい項目を選択します.

 

 「フロー」の項目の最後にショートカットのURLを貼っておいたので, 説明を読むのが面倒な方は飛ばしてもらって構いません.

 

 

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 選択した項目によっては初めて使用するためアクセス権を求めるメッセージが表示される場合があります.

 この場合は「アクセスを許可」をタップし, 書き込みを許可のボタンをオンにして(読み込みもオンにして構いません), 画面右上の「許可」をタップすれば使うことができます.

 使用する項目によりますが, 概ね

 

  • 値(項目によっては単位も変更可能)
  • 日付

 

を必要に応じて入力します.

 

 

日付に関するバグ?

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 「日付」の項目ではキーボードから直接「現在の日付」を選択することが可能ですが, 条件は不明ですがこれによって日付を書き込むと実際の日時が12時間ずれることがあります.

 日時を出力するには「日時」というアクションが別にあるため, それを改めて指定することで解決する場合があります.

 

 

ヘルスケアへ書き込みの基本形

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 上記のバグ回避を踏まえた基本形は画像のようになります.

 ショートカット実行時に日時を取得し, 体温を入力するために「入力を要求」アクションを追加します(体温なので「入力の種類」を数字にしておくといいです).

 最後に「ヘルスケアサンプルを記録」アクションを置いて, 「値」に「入力を要求」で入力したデータを, 「日付」には最初に取得した日時を入れます.

 

 

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 これで実行してみます. 計測した体温を書き込んでOKをタップします. 

 

 

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 ヘルスケアアプリを起動し, 「すべてのヘルスケアデータ」から体温を選択します.

(直後なら起動した時点で画面右の状態かもしれません)

 

 

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 正しく記録されていることを確認します.

 

 

誤入力した場合

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 手打ちする場合, 打ち間違いは避けられないものです.

 うっかり間違えた場合は, ヘルスケアアプリのグラフ画面下に「すべてのデータを表示」という項目があるので, そこからデータを削除することができます.

 

 

体温+αを記録する

 ヘルスケアは人体に関する様々なデータを記録できますが, ちょっと一言メモ程度に書き加えたい…と思ってもそれに相当する項目がありません.

 

 そこで本ブログで何度も登場しているメモアプリBearを使います.

 

 目的としては

 

  • 計測した体温 → ヘルスケアに記録
  • その他の情報 → Bearメモに記録

 

ということをショートカットで行います.

 

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準備

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 まず記録用にメモを一つ用意し, そのメモを開いて画面右上の三点アイコンから「リンクをメモにコピー」をタップします.

 

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 これでこのメモのURLスキームがクリップボードにコピーされました.

 一旦どこでも良いので(自分はそのメモ自身にしています)貼り付け, 末尾を一度だけ削除します.

 すると文字列として表示されるのでこの中のid=より後ろの部分を「メモの識別子」として後で使用するのであらためてコピーしてください.

 

 

フロー

 では全体のフローを見てみます.

 

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 まず先程の日付バグを回避するため, 最初に「日時」アクションで現在の日時を取得しておきます.

 続いて体温とその他の情報をそれぞれ「入力を要求」で取得し, 後で混乱しないよう, 念の為「変数に追加」アクションで変数に置きます.

(先の場合と同じく, 体温の方の「入力を要求」の「入力の種類」は数字にしておきます)

 これで日時と体温, その他の情報とすべてのデータが揃ったので書き込みに移ります.

 

 

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 まず「ヘルスケアサンプルを記録」アクションを追加し,

 

  • 種類 → 体温
  • 値 → 「入力を要求」で入力した体温 (単位が℃になっていることもチェック)
  • 日付 → 最初に追加した「日時」

 

とします.

 

 

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 続いてその他の情報を書き込みます.

 まず「テキスト」アクションを追加して, メモに書き込む内容の構文を決めます.

 書き込み項目は, 今回は「日付」と「その他の情報」の2つですからこれをアクションの中に入れるわけですが, これらの項目を区切る要素は基本的にはユーザーにおすすめします.

 自分は画像にある通り ","(カンマ)で区切ってます. 

 この「テキスト」アクションの後ろに「Bearメモに追加」アクションを配置します.

 直後に置くことで直前のテキストアクションにある内容がBearに書き込む対象となります.

 「メモの識別子」に, 先程コピーしておいたメモのID(ショートカットでは「識別子」)とペーストします.

 

 これで完成です.

 

 

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 実際に実行して確かめてみます.

 

 

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 ヘルスケアアプリとBear共に正しく書き込まれていればOKです.

 

 しかし, この場合だと体温の記録とその他の情報入力が必須となってしまいます.

 一方だけを書きたいときもあるでしょうからそれを踏まえると例えば「メニューから選択」アクションを使って選択肢ごとに必要な処理を行わせるのが無難です.

 

 

コロナチェック - Shortcut

計測した体温と、その他の情報を任意で選択し、それぞれヘルスケアとBearメモに書き込みます.

 というわけで上のフローをベースに, 体温とその他の情報の両方あるいは片方だけを選択し、書き込むよう手を加えたのがこちらです.

※2ヶ所ある「Bearメモに追加」の「メモの識別子」はご自身が作成したBearメモの識別子(ID)に変更してください.

 

 今回は入れてませんが, 「家を出る」「出社」「帰社」「学校に到着」「買い物」といったよく使うワードについては更に「メニューから選択」アクションを用いるのもよいですね.

 

 

エクセルなどに書きたい場合は?

 体温をヘルスケアに書き込むだけならシンプルですが, 今回のケースに限らず何か+αで書きたいというのはあると思います.

 

 

blog.thetheorier.com

 実際のところ, 情報の書き込みについてはDropboxを利用してCSVに書き込みという方法もあります.

 なのでBearに頼る必要はありませんし本来ならこちらの方が便利なのですが, ショートカットからCSVを書き込む場合, 全角文字が文字化けしてしまう問題があります.

 

 文字化けについては設定した文字コードに原因があることが大半ですが, ショートカットからは文字コードの指定ができないため, 書き込みたびにかならず文字化けしてしまうため, 全角文字を入力するという前提の場合は使いたくても使えない(使いにくい)という欠点があります.

 

 そのためやむなく一旦Bearに書き込み, 必要に応じてBearからDropboxやExcelなどにデータを投げた方が現実的です.

 

 せっかくCSVに書き込めるのに, それが半角英数字だけというのは残念でなりません.

 いつか全角も対応して欲しいものです.

 

 

 体温測定などをスマートウォッチで計測・記録できればとても楽ですが, 測定そのものを考えると体の中心から遠く, また外気温に晒されやすい手首で測るのは現実的でないようです.

 

 一旦こういったものを作っておけば, あとはオートメーションから指定時刻になったらショートカットの起動を促すことで記録忘れも減らせます(ショートカットの起動はオートメーションでは自動起動になりませんが仕方ないですね).

 

 せっかくある便利なショートカットアプリですから, 単にヘルスケアを記録するだけでなく, +αで記録しておきたいものも一緒に行ってしまえば便利です.

 

 一つの端末で複数人の情報を書き込みたい…という場合なら, ヘルスケアへの書き込みは不可能でもBearへの書き込みであれば, 上記でやってきた日時と各情報の2つでなく

 

「日時」「記録した人」「各情報」~

 

という風に要素を追加すれば何とでもなります.

 

 地元の自治体が発表している情報を見ても, 感染者の感染までの情報がスカスカであることは結構あります(個人情報云々で発表できない可能性もありますが).

 できるだけ多くの情報を記録しておくことで, 家族や友人への感染拡大のリスクを減らし, また「感染経路不明」を少しでも減らすことができます.