記事執筆現在無料となっています, サービス終了によるものと考えられます.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のバージョン ： v2.007
Vesperについて
記事執筆の少し前, 8月21日のアップデート, 及び22日の公式ブログによる告知によると, 該当アプリは2016年9月15日にApp Storeから削除されるそうです.
21日のアップデートと同時期に無料化されていますが, 恐らくストアから削除することを踏まえてのことでしょう.
もう少し詳しい内容は記事の最後で行います.
使い方
初期起動時には, 画像左のようにチュートリアルを兼ねた5つのノートが作成された状態になっています.
新規作成する場合は右上の＋アイコンをタップします.
必要に応じてタグを付けることもできます.
既存タグがある場合はサジェストされます.
ノートは自動保存となっており, ここでは例えば画面左上の"All Notes"をタップすることで抜けることができます.
またURLを入力した場合は内部ブラウザで開くこともできます.
作成したノートは基本的に一覧の最上部に配置され, 一行目が強調されタイトルのような扱いができます.
一覧で各ノートを長押しすることで並び替えが可能です.
再びノートを開くと分かりますが左下に削除するためのゴミ箱アイコンが, 右下にアーカイブのアイコンがあります.
また画面上部のカメラアイコンをタップして画像を挿入できます.
挿入できる画像は1枚のようです.
また画像を挿入するとタグが表示されなくなり, 結果編集出来なくなってしまいます(画像をタップして削除すれば出てきます).
カメラの右隣のアイコンでノートのシェアが可能です.
画像が挿入されていない場合は, エクステンションの下の段にある"Save Image"の代わりに"コピー"になります.
アーカイブ
ノートを開いた画面にある右下のアイコンか, 或いは一覧で左にスワイプすることでノートをアーカイブに移動できます.
アーカイブに移動したノートは後述するサイドメニューから閲覧できます.
なおアーカイブに移動したノートは編集ができなくなります(アーカイブを外せば再び編集可能になります).
サイドメニュー
"All Notes"や任意のタグのノート一覧及びアーカイブから左上の＜アイコンをタップするとサイドメニューが出てきます.
こちらから任意に付けたタグのノートだけ表示したり, 同期機能などを利用できます.
Export
iCloud Driveなどにノートや画像をエクスポートできます.
iCloud Driveの画面が出た場合, 左上にある"場所", 続いて"その他"をタップすることで
- Dropbox
- OneDrive
- Google Drive
などに切り替えることができます.
Sync
VesperQ Branch is closing down, and Vesper will no longer be developed. Here's what that means for you, as a Vesper user: You can no longer create new sync accounts. The sync server will go offline, permanently, at 8:00 PM Pacific on August 30, 2016.
Vesperの専用サーバーに同期できる(要アカウント)みたいですが, 公式サイトを見るとサービス終了の動きがあり,
- アカウントの新規作成は既に不可
- 同期サーバーは2016.08.30 PM8:00をもって停止(各デバイスに保存されているデータは残ります)
- 2016.09.15 にApp Storeから削除
とのことです.
恐らく上の"Sync"はサポート終了のための措置でしょう.
サービス終了後に使えるか？
ストアから削除された後も, オフラインでの使用は恐らく可能だと思われます, 試しに機内モードで数件ノートを作成したりアーカイブに送ったりしましたが問題無く使えました(モバイル通信オンオフの項目が無かったのが気になりますが).
今後同期機能が使えなくなるわけですが, オフライン(デバイス内)使用という目的であれば可能と思われます.
〆
まぁ, ストアから削除されても問題無く使えるアプリは意外とあるものです.
僕が愛用しているGoogle AnalyticsアプリのAnalytics TIiesも, とっくの昔に削除されたにも関わらずキチンとAnalytics情報を読み込んでくれますし, トラブルになった時にGoogleアカウントで再ログインすることも可能でした.
取り上げるタイミングとしては遅かったのでしょうが, 折角ですので使ってみてはどうでしょう？
URLスキームは
vesper:
が存在します.
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