もう一人のY君

iPhoneアプリのレビューやアップデートレビューなどを書いています. たまに数学の記事も書きます.

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【iPhoneショートカット】各種ボタンが使えなくなった時に使えるマルチ代用レシピ

 

 ホームボタンや音量ボタンなどが使えなくなった際にAssistiveTouchを利用すること自体は古くから知られています.

 ショートカットも最近では色々なアクションが増え、アナログボタンの代用が効くようになりました.

 

 

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各種ボタンの代わりとなるレシピ

 ショートカットで行えるアナログボタンで行う操作は例えば

 

  • 電源オフ
  • 再起動
  • ロック画面
  • ホーム画面へ移動
  • スクリーンショット
  • 音量変更

 

の6種類です.

 なのでこれを「メニュー」アクションで操作することを考えます.

 

 

 そのうち「電源オフ」「再起動」は「システム終了」アクション、ロック画面は「ロック画面」アクション、「ホーム画面へ移動」は「ホーム画面へ移動」アクションがあります.

 

 

 スクリーンショットも「スクリーンショットを撮る」アクションがあります

 ただしこれだけではスクリーンショットを撮って出力するだけなので忘れずに保存もしましょう.

 

 

 

 音量の設定はショートカットではスライドバーを動かしてパーセントで指定しますが、0から1までの実数で指定することもできます(後述).

 ボタン一回の音量変化はこの場合0.0625で、最大は1です(ショートカットで簡単に確かめられます).

 なので一度の操作で一回分増やしたい場合は「デバイスの詳細を取得」アクションで「現在の音量」を取得し、ここから0.0625足し合わせたものを「音量を設定」で指定します.

 

 

 音量を実数で指定する場合は、長押しすることで対応する任意の出力を指定することができます.

 

 

 音量を減らす場合も同様です.

 

 

 これでボタンで行う操作がレシピで行えるようになりました.

 

 

 

背面タップやAssistiveTouchで操作する

 では作ったレシピをボタンの代わりとして使う設定を行います.

 

 

背面タップ

 まずは背面タップです.

 iPadは対応していないためiPhone向けです.

 

 

 

 ではこのレシピをまずは背面タップから呼び出してみます.

 設定アプリから「アクセシビリティ」、「タッチ」と進みます.

 

 

 「背面タップ」を選び、ダブルタップとトリプルタップ好きな方を選びます.

 

 

 今回作ったレシピにチェックを入れれば完了です.

 

 

AssistiveTouch

 次はAssistiveTouchです.

 こちらはiPhoneとiPadどちらも利用できます.

 

 

 

 先ほどと同じ、設定アプリの「アクセシビリティ」から「タッチ」と進み、今回は「AssistveTouch」を選びます.

 最初にある「AssistiveTouch」のスイッチがオフの場合はオンにします、すると画面にボタンが現れます(スクリーンショットには映らない仕様です).

 

 デフォルトではシングルタップすると予め用意されたメニューが開くようになっていますがこれは下にある「カスタムオプション」から変更できます.

 同じ「カスタムオプション」ではAssistiveTouchのボタンをダブルタップしたり長押しした場合にもどのような操作を行うか設定できます.

 

 メニューから出てくる項目にショートカットレシピを設定することもできるわけですがそれだと1タップ2タップ分操作が増えることになります.

 なので例えばシングルタップorダブルタップor長押しのいずれかで今回のレシピが実行するように設定するのが無難でしょう.

 ダブルタップは操作ミスで不発しやすいのでシングルタップか長押しがおすすめです.

 

 下ではあえてメニューで表示される項目を変更することにします.

 

 

 「最上位メニューをカスタマイズ」をタップすると「メニューを開く」を実行した際のメニュー構成をカスタムできます.

 「◯◯個のアイコン」の右の+や-を弄れば項目の数を変更でき、一つにするとワンタップで該当項目が実行されます.

 希望の項目をタップするとデフォルトで用意されているコマンドに加え、その下にショートカットレシピがズラッと並んでいるので今回作ったレシピを選択できます.

 

 

 

 これでAssistiveTouchからショートカットレシピが実行できます.

 

 

Tips

 AssistiveTouchは便利な機能ですが、うっかり触って実行してしまった…なんてことがあると思います.

 

 

 なのであえて「シングルタップ」の項目は「なし」にしておき、実行したい操作を「ダブルタップ」や「長押し」に割り当てることで誤操作をある程度防げます.

 

 

 

 スクリーンショットやアプリスイッチャーなど、主だった項目は背面タップとAssistiveTouchどちらにもデフォルトで選択可能にはなっています.

 しかし個別に追加すると選択までに何度もタップするハメになります.

 今回のようなレシピを使えば2タップでひとまとまりになりますし、仮にメニュー形式にしたとしても他の操作を割り当てることができます.

 

 故障してしまった場合もですが、中古で買うときも敢えてボタンが機能しない理由で安く買う選択肢になります.

 

 

【iPhoneショートカット】オプションページを追加したBatteryChecker ver4.0をリリース

 

 以前から気になっていた仕様を採用しました.

 

 

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ダウンロードと使い方

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 ダウンロードは引き続きこちらから.

 

 

更新内容

 

2024年発売のiPad Proシリーズの情報を追加

 ただし現時点では識別子しか判明していないため、最大容量は仮の値を入れています.

 

 

掲載する解析結果の入れ替え

 ver3.9.3の時点で採用していた充電状態(SOC)、満充電容量(MinimumFCC)、低レート放電容量(MinimumQmax)の表示を廃止し、代わりに以下を追加しました.

  • 満充電容量(MaximumFCC)
  • 低レート放電容量(MaximumQmax)

 

 

Battery Healthの基準値を変更

 これまでの基準値は設計容量を採用していました.

 しかし設計容量は発売してしばらく経ってからしか明確に判明せず、それでも信頼度に疑問の残る値でした.

 しかも現在の解析データには記録されていません.

 それに対して満充電容量(MaximumFCC)は基準値として申し分なく、しかも解析データに記録されています(他の方もこちらを採用するケースが増えてもいました).

 そこでこの満充電容量(MaximumFCC)を基準値として採用することにしました.

 なお、最大容量自体は内部データとして念の為レシピの中に入れたままになっています.

 

 

簡易の解説、統計結果などのページを追加

 htmlのタブを利用して、これまでの解析結果をメインページとし、各項目の説明やこのブログで紹介してきた内容の一部を掲載したページを追加しました.

 その結果ver3.9.3より処理速度やや長くなっています.

 

 

外観

 オプションページは画面下の歯車アイコンをタップして移動します.

 画像は英語ですがver3.x同様レシピ内のオプションから日本語にもできます.

 

 

 それぞれの値の簡単な説明を載せています.

 わざわざトップページに戻る必要のないように、タイトル右に該当する解析データの結果を付記しています.

 場合によっては過去に紹介した画像も付けました.

 本当はファイルサイズを妥協してbase64で画像を貼りたかったんですが「Web表示を表示」の仕様かバグか、表示できなかったのでやむなく画像URLを使っています.

 結果ver3.9.3のファイルサイズが58KB、ver4.0が72KBということで肥大化には至っていません.

 

 

 その他解析データ自体の問題点も掲載しています.

 最後にサイクル数を含めたjson内のデータを並べておきました.

 その結果処理時間がやや増えています.

 

 

 リッチテキストが使える以上、やってみたいなと思ったのはタブを使った複数ページの構築でした.

 通常タブは画面上にあります、タブレットはもちろんスマートフォンで操作するには下にあるべきです.

 ただ僕はhtml,cssに関して最低限の知識しか持ち合わせていないのでいくつか参考になるサイトやサンプルコードを試していました.

 ショートカットの仕組みを利用したちょっと強引な手法を使いましたがなんとか形にはなりそうだったので採用してみました.

 

 借り物のコードを改造して作ったため、一部機種でテキストが見切れることがあります(iPadはまず問題ないはずです).

 ボタンの大きさや配置なども含め、このあたりはおいおい修正するかもしれません.

 

 

【iPhoneショートカット】アプリアイコンのバナーを擬似的に非表示にする6つの方法【iOS17】

 

 ここ最近忘れていてすっかり見落としていました.

 過去に知られた方法のうちオートメーションを使わない方法を含め6つ紹介します.

 

[事前注意]

  • 端末の機種、iOSによって使えない場合があります
  • 6種類全部使えるかどうかは機種・iOSによります
  • 実行環境によって挙動が変わります、今回の場合で具体的に言えば「レシピの編集画面から実行して表示されないけど、アイコンからの実行は表示されしまう」ということがあります

 

 

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普通に作る場合に出るバナーアイコン

 普通にアプリを開くレシピを作る場合は「アプリを開く」アクションを使います.

 しかしこれだと実行時にバナーアイコンが表示されてしまいます.

 

 これを回避する策としてよくあるのが設定アプリでショートカットの通知をオフにすることですが、上の通りなのでバナーアイコンが消えることがないどころか、ショートカットの「通知」アクションが無反応になるデメリットがあるためメリットは一切ありません.

 

 

 

擬似的に非表示にする方法1

https://www.reddit.com/r/shortcuts/comments/1bu7wnw/hide_shorcut_banners_for_custom_icons/

 一つ目はRedditにある投稿です.

 

 

 「アプリを開く」の前に「何もしない」アクションを追加し、それを「結果を表示」で表示させるというものです.

 

 

 ここで注意したいのは、「結果を表示」に入れる内容は「何もしない」の出力のみということです.

 スペースを含め余計な文字が入ると実行時に「結果を表示」が本当に表示されてしまいます.

 逆に言えば「何もしない」だけを入れた「結果を表示」は実行すると表示されないようです.

 

 Redditの投稿を含めて起動確認は以下です(先頭に*があるのは僕が起動確認したものです).

 

✕:iPhone8, iOS16.7.7

◯:iPhone12mini, iOS17.4.1

◯:iPad Air 3, iOS17.4.1

iOS17.4(Redditの管理人)

 

 一部アプリでうまくいかないという報告もあります.

 

 

 

 iOS17.4あたりで再びホーム画面に追加する仕様が変わっているのでここで簡単に説明しておきます.

 レシピの編集画面下にある、右からニ番目のアイコンをタップして「ホーム画面に追加」を選択します.

 

 

 ここが変更点です.

 画面上のプレビューにあるアイコン下のラベルをタップするとラベル名を編集できます.

 その下にある、アイコンが2つ並んだチェックリストの左側をタップすると写真を選択できるのでここから好きな写真・画像を選びます.

 

 

 

擬似的に非表示にする方法2

https://www.reddit.com/r/shortcuts/comments/1bi2gsn/open_app_shortcuts_no_banner_except_dynamic/

 2つ目もRedditによる情報です.

 

 

 「テキスト」アクションに該当アプリのラベル名を入れておき、それを「アプリを開く」アクションの入力にする方法です.

 

 

blog.thetheorier.com

 これは過去に紹介した方法ですね.

 

 

 ラベル名とはホーム画面にある各アプリの下にあるものです.

 アプリによっては重複していたり半角かなを使っている場合があったり長文でここからでは確認できない場合があったりとデメリットがあります.

(長文の場合は「アプリを開く」アクションから一覧で確認できます)

 

 

 通常「アプリを開く」はタップしてアプリ一覧から選びますが、長押しして「変数を選択」などからレシピ上の任意のアクションの出力を選択することが可能です.

 

 起動確認は以下です.

 

✕:iPhone8, iOS16.7.7

◯:iPhone12mini, iOS17.4.1

◯:iPad Air 3, iPadOS17.4.1

iPhone11, 12mini, 14(Dynamic Island対応機種を除く) (Redditの管理人)

iPhone12(Reddit内コメント)

 

 

 

擬似的に非表示にする方法3

 3つ目は「アプリを開く」の前に「テキスト」アクションを追加する方法です.

 「テキスト」アクションに任意の文字が入っていても問題ありません.

 上記よりお手軽ですね.

 

 起動確認は以下です.

 

✕:iPhone8, iOS16.7.7

◯:iPhone12mini, iOS17.4.1

◯:iPad Air 3, iPadOS17.4.1

 

 

 

擬似的に非表示にする方法4

 ここからはiOS16.xの頃からあったハックです.

 「アプリを開く」の前に「数字」アクションを入れる方法です.

 「数字」アクションに任意の値が入っていても問題ありません.

 

 起動確認は以下です.

 

✕:iPhone8, iOS16.7.7

◯:iPhone12mini, iOS17.4.1

◯:iPad Air 3, iPadOS 17.4.1

 

 

 

擬似的に非表示にする方法5

 「アプリを開く」の前に「VoiceOverを設定」アクションを入れる方法です.

 ただしVoiceOverは「オフに変更」にしておきます.

 

 起動確認は以下です.

 

✕:iPhone8, iOS16.7.7

◯:iPhone12mini, iOS17.4.1

◯:iPad Air 3, iPadOS17.4.1

 

 

 

擬似的に非表示にする方法6

 「アプリを開く」の前に「何もしない」アクションを入れる方法です.

 

 起動確認は以下です.

 

✕:iPhone8, iOS16.7.7

◯:iPhone12mini, iOS17.4.1

◯:iPad Air 3, iPadOS17.4.1

 

 

 

 情報が少ないので確たることは言えないですが、

 

  • iOS17.4およびiPadOS17.4以降であればいずれも問題なさそう
  • iOS17.0~17.3.xは使えるかもしれない
  • iOS16.2以降は何れもダメそう(iOS16.1.x以前は少なくとも一部可能)

 

という感じですね.

 

 注意して欲しいのは、これらは公式の仕様ではない、いわば「バグ」の可能性が高いということです.

 なのでアップデートなどで予告なく使えなくなる可能性があります.

 

 これを知って「『非表示にする方法』だ!」と吹聴するインフルエンサーが出てくる可能性がありますがそんなことないので注意してください.

 バグの可能性がある以上あくまでも「擬似的」なのです.

 そもそもこんなややこしい、本来の使い方でない方法が公式であるわけがないのは明らかです.

 公式で非表示にするならホーム画面に追加する編集画面でそういうオプションを追加するのが普通です.

 

 

 それでも今後もチェックする価値はありそうです.

 

 

 

【iPhoneショートカット】USLauncherのコンテンツを追加しました【20240331】

 

f:id:thetheorier:20211231140803p:plain

 2024年3月の更新です.

 

 

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ダウンロード

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 レシピのダウンロードや使い方に関してはこちら.

 

 

URLスキームの追加・削除

 バージョンの後ろに"?"がついているものは, 調べたバージョンより古いバージョンから変更された可能性があります.

 

 

  • Amazon v23.7.2
    追加:amazonpay://
    追加:upi://
  • Azur Information Protection v2.0.53
    追加:msauth.com.microsoft.intunemam-intunemam://
  • Evernote v10.82.0
    追加:com.googleusercontent.apps.817879567953-r5qaus76hc7teu2jo0fn1230ugddtd3f://
    追加:com.googleusercontent.apps.948963561089-76jnocsamt5i91ml2fb5rsnrin2qtsp0://
    追加:com.googleusercontent.apps.948963561089-dsapc641nma1prnicductsldd8nk7go8://
  • HoYoLaB v2.51.0
    追加:hoyolabauth://
  • Instagram v324.0.4
    追加:instagram-secure-share://
  • Microsoft Outlook v4.2411.0
    追加:msauth.com.microsoft.intunemam-intunemam://
  • Microsoft リモートデスクトップ v10.5.6
    削除:msauth.com.microsoft.intunemam://
    削除:x-msauth-rdcios-intunemam://
  • Nebo v5.10.2
    追加:nebo://
  • Power BI v30.7
    追加:msauth.com.microsoft.intunemam-intunemam://
  • QQ v9.0.30
    追加:xhs40cfeb9c81181d5a1e83ecf56952dac7://
    追加:xhs5e2951b32f84be0dc89c442d7e7e0ce9://
  • SHEIN v10.7.0
    追加:kakao88c7434b86f44d4a13086278a246d3c9://
    追加:naver3rdp.zzkko.com.ZZKKO://
  • Tiktok v34.0.0
    追加:fb597615686992125-t://
  • Ulysses v34.2
    削除:te-yze5g3wc060c8k://
  • スマートニュース v24.3.40
    追加:ak3fh8psignin.docomo.callback://
    追加:ak3fh8psmartnews.callback://

 

 

 Githubから直読みする方針にして様子見しましたがそこまで待たされなくてまぁまぁ良かったです.

 今後コンテンツが増え更に時間がかかるのは予想されるのでやっぱり他の手段を考える必要はまだあります.

 

 

 

【iPhoneショートカット】解析データのTotalOperatingTimeは参考にならない【バッテリー寿命】

 

 今回はバッテリーの解析データの話です.

 

 

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採用していないデータまだまだある

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 解析データからバッテリー寿命などに関わるデータを閲覧する方法についてこのブログで紹介してからそろそろ4年が経とうとしていますが.

 その中にはもっと様々な種類のデータが記録されており、このレシピで取り扱っているのはその一部に過ぎず、まだまだ色んなデータが書き込まれています.

 

 

TotalOperatingTime

 そのひとつにTotalOperatingTimeというキーがあります.

 画像の場合その値は38905ですね.

 直訳すると「総稼働時間」です.

 

 端末(この解析データはiPhone8)とその値の大きさから、この値の単位は時間(hour)であろうと推測できます.

 実際38905÷24の整数部がround(38905/24)=1621、24で割った余りがfmod(38905,24)=1.

 この解析ログのタイムスタンプが2024/3/8 9:05なのでこれから1621日と1時間引いた結果をGoogleスプレッドシートで計算すると2019/9/29 9:05ということになります.

 TotalOperatingTimeの方が1時間刻みなため1時間前後の誤差は無視できるとして、理屈で言えばこの結果は端末が稼働した日時と考えられます.

 

 

 

この値はなんぞや

 じゃあこの2019/9/29はどんな日でしょうか.

 まず考えられるのは調査対象であるiPhone8の発売日ですが、実際には2017/9/22なので違います.

 

 しかし実際にはその端末を初めて使うタイミングは様々です.

 なので考えうる指標は工場出荷、より具体的に言えば例えばOSの書き込みや組み立てのタイミングでしょう.

 

 それが今回の場合9/22だった…とすれば一応の説明はつきます.

 現にこのiPhone8を新品で購入したのは2020/1/19なのでiPhone8の発売日とも違います.

 

iPhone8の発売が2017/9/22、解析データから逆算した日時が2019/9/29、実際に新品で購入したのが2020/1/19、全部違います.

 

 「新品で購入したユーザーが初めて電源を入れた日からの時間」だったらいいんですがそうではないようです.

 

 

sndeep.info

 ちなみにこちらで知らたところ、今回のiPhone8の製造日は2019/9/23でした.

 製造日と稼働した日が同一なのか別なのかはわかりません.

 

 

 何れにしろ色々と疑問を持ち始めたので、予め蓄えておいたこれまでの解析データから該当部分を取り出して調べてみました.

 

 

 

TotalOperatingTimerの記録を見る

 というわけでこれが解析データがAnalytics-~になったiOS16以降の記録です.

 想像以上にメチャクチャで驚きました(棒グラフだと丸められてしまうため折れ線グラフにしています).

 

 同じ端末なのに記録された解析データによって最も早いもので9月5日、遅いもので10月2日という結果になりました.

 

 

 

 ただこの解析データ、実は日によって前日と同じであることがしょっちゅうあります.

 そのため前日と同じ結果となったものは正しいデータとみなすには無理がありそうです.

 それを取り除いた上でグラフにし直してみます.

 

 

 少しおとなしい結果になりましたがそれでも最速と最遅に変化はありません.

 

 

 始まりがどこかはさておき、毎日24カウントすればこのような歪な結果になるはずはありません.

 

 しかもこのグラフ、実は外れ値を取り除いています.

 例えば2024/1/25のくだんの値は26296でした、これは計算すると2021/1/8になります.

 前後のデータからの計算では2019/9/7~2019/9/9であるためあまりにもかけ離れています.

 当初は1ヶ月程度の誤差はそういうものかと思っていたのですが1年を超える誤差はさすがに無視できません.

 しかもそんなデータが465日のうち10日分あったのです.

 (特に2023/7/18~7/24の7日間に集中していたのですが他のデータに異常は認められず理由は不明です)

 

 

 

 外れ値を含めた結果が上の画像です.

 こうして見ると1ヶ月以外の誤差が無視できるほど外れ値がかけ離れているのがわかります.

 

 2024/1/8の記録は逆に計算上2019/4/3となっています.

 

 

 

 日付を計算する手間を抜きにしても、唐突に前後で値が大きく変わっている日があるので一体何をカウントしているのか判断がつきません.

 単純にカウントしているのであれば毎日24増えるはずですが突然その数値がおかしくなるのです.

 しかもその値は製造日と違う日ばかり…

 

 これを利用するくらいならsndeep.infoのようなサイトで予め製造日などを調べ、それを使って日数を計算した方がまだ現実的です.

 

 この辺がはっきりするまでBatteryCheckerでの採用は控えます.

 

 

 

【iPhoneショートカット】特定のアプリを使っている間ダークモードにする

 

 アプリである必要はないです、目的次第ですね.

 

 

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基本

 まずは最低限の仕様で作ってみます.

 ショートカットアプリを開いてオートメーションタブにして画面右上の+アイコンをタップし、トリガーから「アプリ」を選択します.

 

 

 対象のアプリを選択し、まずはアプリを開いた場合のみ作るので「開いている」のみにチェックを入れた状態にし、一番下は「すぐに実行」にチェックを入れ「実行時に通知」がオフになっているのを確認して次へ進みます.

 ページが変わったら「開始」の項目にある「新規の空のオートメーション」を選びます.

 

 

 編集画面に移るので「外観モードを設定」アクションを追加し、「ダーク」に「変更」の状態にして完了です.

 

このままでは元に戻せない

 上のオートメーションでは、特定アプリを開けばダークモードになりますがそれで終わりです.

 アプリを閉じてもダークモードのままです.

 普段ライトモードを使用している場合はそのアプリを閉じた場合も考えなければなりません.

 

 

 というわけで該当アプリを閉じた場合のオートメーションも追加します.

 この場合はダークモードは「ライト」に「変更」ですね.

 

 

 

(応用)アプリを開く前の外観モードに戻したい場合

 特定アプリを開く前にライトモードかダークモードかが不明な場合もあります.

 しかしアプリを開いた時点でくだんのオートメーションが働くのでその前にどちらだったかはもうわかりません.

 そのため何らかの形でレシピ実行時にどちらのモードかをどこかに記憶させ、閉じる時にそれを取得して戻す工夫が必要となります.

 

 ショートカット関連でそういったデータの読み書きができるアプリは主に標準のメモやファイルアプリですが、今回はData Jarというアプリを利用することにします.

 

 

Data Jar

Data Jar

  • Simon B. Støvring
  • ユーティリティ
  • 無料

 

 しくみはショートカットアプリの「辞書」アクションに似せており、キーとその値の組み合わせでデータを管理します.

 

 

 アプリを開いて「Add Value」をタップし、キーと値を入れます.

 データの種類がデフォルトのテキスト以外も選べますが今回はテキストのままで構いません.

 またレシピの仕組み上キーの値は空のままで問題ありません.

 

 

 これを使ってまずアプリを開いた場合のオートメーションを組み直します.

 ダークモードに変更する前に、実行前の外観モードをData Jarの指定キーの値に書き込みます.

 まず「デバイスの詳細を取得」アクションで現在の外観モードを取得します.

 Data Jarの「Set Value」アクションで指定キー(画像では"darkmode")の値に上で取得した現在の外観モードを代入します.

 オプションが3つあるのですが画像の通り

  • Store Value As(画像の形式)
     →"Text"にしていますがデフォルトの"Automatic"でもいいです
  • Overwrite(上書き)
     →"Yes"に
  • Filename
     →空のまま

とします.

 

 これらを組んでから外観モードをダークモードにします.

 

 

 

 そしてアプリを閉じた場合です.

 Data Jarの「Get Value」アクションで先程と同じキーの値を取り出します.

 「Get Value」には"If Value Does Not Exist"という、値が無かった場合のオプションがありますが今回は触る必要はありません.

 

 この結果をif文の入力として、ライトモードなら「外観モードを設定」でライトモードに、そうでなければダークモードに変更します.

 

 

 ただし、「Get Value」の結果をif文の入力にそのまま代入するだけでは条件に「次に等しい」を選ぶことができません.

 そこで代入したif文の入力をタップし、下から出てくるオプションで「名前」を選択します.

 これで条件に「次に等しい」などを選択することができます.

 

 

 

 iPhone15シリーズと共に注目されたActionsをはじめ、ショートカットをサポートするアプリのひとつとして古くからあるのがData Jarです.

 データのやり取りができるアプリとして先程挙げたメモやファイル、その他はそれぞれにメリットとデメリットがあり、総合的に見てもData Jarはグローバル変数を扱うのに便利です.

 

 

【iPhoneショートカット】不要な写真の削除をサポートするレシピ

 

 カメラロールの管理をある程度助けます.

 

 

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準備

 まず予め削除の段階を踏むためのアルバムを写真アプリで作っておきます.

 今回は「garbageSoon」とでもしておきました.

 

 アイデアとしては今回のレシピで撮影した写真はこのアルバムに追加され、一定日数経っていたら削除を促すというものです.

 Redditにあったアイデアだったのですが投稿を見失ってしまったため自分なりにアレンジしています.

 

 

 

レシピ

 やり方は色々でしょうが、まず日数制限をここでは辞書アクションで指定しておきます(keyは「limit」、値の属性は数字).

 必要箇所は一箇所なので、そこに具体的に書いてもいいです.

 次に「写真を撮る」で写真を撮影し、これを先程作ったアルバムに保存します.

 

 

 指定日数より前であることを示すために、「日付を調整」アクションで今日から先程の辞書のキーlimitの値の日数だけ引いたものを計算します.

 次に「写真を検索」アクションでアルバムの指定と作成日の指定(上で計算した日数より前)のフィルタをかけます.

 この結果が空でない(=任意の値)なら削除処理をする必要が出てくるわけですね.

 なのでこれを入力としてif文を与えます(値がない場合は特になにもしないのでスルーします).

 

 

 ソースでは全削除のみでしたが今回はせっかくなので他の選択肢も増やします.

 全削除は先程フィルタした結果すべてを「写真を削除」で削除するだけです.

 

 

 まずスクリーンショットのみ削除する場合です.

 上でフィルタした結果から更に「写真を検索」でスクリーンショットをフィルタに加えたかったのですが入力が「すべての写真」以外だとスクリーンショットなどの特殊な選択肢がなくなってしまうのでやむなくすべての写真からフィルタし直します.

 先のアルバムと作成日に加え「スクリーンショット」をフィルタに加えれば指定日より前の、指定アルバムのスクリーンショットだけが対象になるのでこれを削除します.

 

 

 次はスクリーンショット以外の画像です.

 単純に上のフィルタで「スクリーンショット」を「スクリーンショットでない」にすればいいですが、指定アルバムに写真以外があることを想定して「メディアタイプ」のフィルタで画像を指定しておきます.

 アルバム自体は特殊でも何でもないので動画などが入ってておかしくありませんからね.

 

 

 全部でなく今は一部だけ…という場合は「リストから選択」で複数選択させて削除する手段もあります.

 何もせず撮ったさけで終了する場合は念のため「ショートカットを停止」で止めます.

 

 

 

 あとは実行して確かめるだけです.

 撮影処理後、指定日数経っている写真がなければそれでレシピは終了しますが条件に合う写真があった場合削除メニューが出てきます.

 上3つは削除が行われ終了しますが選んで削除を選択した場合は削除したいものだけ選んで進みます.

 

 

 

 必要であるとわかっている場合はカメラアプリから撮影し、優先順位の低い目的の場合はこういったレシピで撮影しておけば、普段意識することなくその度に削除を促される…というわけですね.

 

 

【iPhoneショートカット】システムサウンドを鳴らす

 

 開発者だったり意識的に調べないと知る由もないですね.

 レシピでここぞというタイミングで鳴らせば面白い使い方ができそうです.

 

 

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ソース

zenn.dev

 

appdev-room.com

 

 例えばこちらのサイト・ブログで具体的に紹介されています.

 しかしあくまでもSwiftの話として挙げられており、いずれもファイル名こそ挙げられていますがディレクトリパス、つまりどのフォルダにあるかは書かれていません.

 

 

github.com

 というわけで更に探したところこちらのリポジトリを見つけました.

 m4aファイルが並んでいるのでそれを再生させてもいいんですが今回はその下にあるjsonを使って端末のファイルパスから再生させるショートカットレシピを作ってみます.

 

 

 

レシピ

 まずGithubにあるjsonファイルを使ってキーだけ取り出して確認します.

 

 

 該当のjsonファイルは

https://raw.githubusercontent.com/extratone/iOSSystemSounds/main/systemsounds.json

 

です.

 「名前を設定」アクションでa.jsonとするのは必須ではありません.

 ここでは正しくjsonが取り出せるかの確認として、辞書としてキーを取り出します.

 画像では昇順に並び替えも行っています.

 

 

 ちゃんと取り出せていますね.

 

 

 これらのキーの値が今回は各々のシステムサウンドのファイルパスとなっているため、キーの値を取得しそれを「サウンドを再生」アクションで鳴らすことができます.

 画像では録画を開始するサウンドを指定しています、なお今回のファイルパスは

 

file:///System/Library/Audio/UISounds/begin_record.caf

 

です.

 

 

 

防犯への応用

 昨年末、防犯のために特定のアプリを開く操作を妨害するTipsがバズりました.

 このやり方はアプリを開くと端末をロックするオートメーションなわけですが…

 

 

 画面ロックする前にシステムサウンドのphotoShutter.caf、つまりカメラのシャッター音を鳴らす手もあります.

 もちろん本当の防犯なら「写真を撮る」アクションで前面撮影+αすればいいです.

 システムサウンドだけ…は言ってしまえばイタズラか防犯一歩手前ですね.

 

 

 

 通常ショートカットの通知音などは固定なわけですが、工夫によって他のシステムサウンドに擬似的に変更することができるわけです.

 

 オフラインだとエラーになるのが難点ですね.

 

 

 

iPhone8のバッテリー寿命の減衰4年間の記録【iPhoneショートカット】

 同一端末で記録を録って4年が経ちました.

 

 

ショートカット

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※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.

 

 

 

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おさらい

f:id:thetheorier:20210605154751p:plain

 我々が通常知りうる「バッテリーの状態」は設定アプリから確認できる画像の値です.

 それ以外に様々な情報を記録する仕組みがあり、そこから多様なデータを参照できます.

 

 

 

各種データについて

blog.thetheorier.com

 バッテリー寿命を測るレシピを含め、各種データの詳細についてはこちらを参照ください.

 

 

 紹介したレシピを使うことで上記のようなデータを把握することが可能になります.

 これらの情報からいくつかをグラフ化します.

 

 

 

 

結果

 まずは最大容量に加えて名目容量(Nominal Capacity)と実質容量(Raw Max Capacity)です.

 前回の冬季の時点で実質容量がかなり不安定でしたが今季も同様に劣化が見られます.

 冬季の途中なのでこの後どの程度一時劣化が続くか気になるところですね.

 

 

 

 

 上記から健全度(MinSOH)を加えたものです.

 ここではいずれも最大容量に対する割合となっています.

 実質容量の相対的な劣化に対して健全度の方が端末劣化の指標になるのでは…と監視し続けていますが前回の時点で既に123mAh、最大容量に対して約6.75%という値が続いています.

 そんな値が劣化の指標なら使いづらいはずですが実際にはそれほど変化を感じないのでやはり前回の考察通り他の要因が大きいのでしょう.

 名目容量と実質容量共に相関関係すら認められません.

 

 

 

 

 次は名目容量と実質容量の比であるデフレーターです.

 100を超えると一時的にバッテリーの実質容量減っている…ということになります.

 前回同様に冬季の一時的な劣化が確認できます.

 

  2021年 2022年 2023年 2024年(2/4まで)
105以上 15 27 36 10
110以上 1 2 13 5
120以上 0 0 9 2

 

 ちなみに各冬季にデフレーターが105、110、120を超えた日数は上の通りです.

 

 

 

 最大値を120にして再表示したものです.

 基本的には11月から3月で一時劣化の山が構成される様子ですが、年を経るにつれ一時的とはいえ7月や10月でもハネる日が出てきています.

 この時点で3月末まで2ヶ月弱、一時劣化が5%を超える日数がどれだけ増えるか気になります.

 

 

 

 

 続いて端末の最大容量の推移です.

 前回最後の記録82%がしばらく続いていましたがその継続日数は585日でした.

 

 前回も指摘した通り1日で3%減るときもあります.

 バッテリーが劣化する要因は様々であり、逆にここまで減ったから劣化の度合いはこのくらい…という判断は非常に難しいです.

 80%で交換の目安…というのはあくまで目安で、それに関係なく動作に問題が生じたり、70%前後に落ち込んでも意外と使えたり…というのも当たり前です.

 バッテリーが劣化しているかどうかを判断するのは非常に難しいです.

 少なくとも最大容量だけで判断するのは安易ですね.

 

 

 

 

 次はサイクル数と最大容量の推移です.

 

iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています。

バッテリー - サービスとリサイクル - Apple(日本)

 公式による「サイクル数500で最大容量80%」というのはあくまでも設計上の保障であり、必ずしもサイクル数50で交換目安、最大容量80%で交換目安になるとは限りません

 もっと長く使えるかもしれませんし早くに劣化するかもしれません.

 実際このiPhone8は2024/2/4時点でサイクル数1886と500回の4倍を迎えつつありますが致命的な劣化なく使えています.

 5chを覗くと手放したとはいえiPhone7を4400回台まで使っていた方もおられるようです.

 

 

 

 

 前回以降本当にデフレーターが気温と相関しているか気になったので、近所である岐阜市の平均気温と比較してみました.

 ただし気温の上下感覚に合わせてデフレーターは100を基準に反転させ、また平均気温も見やすくするため以下の計算式の結果を使用しています.

 

 \displaystyle\frac{\sqrt{100t}}{16.2}+80

 

 16.2は岐阜市の年平均気温で、平方根を取って圧縮し、グラフに収めるため80足しただけです.

 なので統計学としてのきちんとした指標にならないことに注意してください.

 

 

 更に外れ値を隠して見やすくするとやはりデフレーターと気温はそれなりの相関があるようです.
 歪んだ部分は経年劣化など他の要因…ということですね.

 

 実際リチウムイオン電池の性能が気温に左右されるのは電気自動車においても重大な課題のひとつです.

 スマホならモバイルバッテリーがある…と言いたいですがそれも同じ性質を持つので過信はできませんし電気自動車となればそんないざという時の手軽な充電手段はありません.

 

 氷点下になるのも年に数日あるかどうか、積雪に至ってはゼロの年も当たり前の場所でこれですから、より寒い場所での影響はこれ以上になる可能性が高いわけですね.

 

 

◯◯年使った…は参考にならない

support.apple.com

 質問サイトなどでもよくある内容ですが、そもそもバッテリーというのは劣化する要素があまりに多いため厳密な傾向は存在しません.

 公式で言うようにサイクル数500で80%(iPhone15シリーズはサイクル数1000で80%)というのはあくまでも設計上の参考値のようなものであり、必ずそうなる保障はありません.

 もっと長く持つ場合は普通にあります, そう設計している以上(理想的な条件のもとで)それより劣化するものを良品として積んでいることは非常にまれでしょう.

 

 いずれにしろバッテリーの劣化に関して使用期間は無関係です.

 

 

 

 念押ししますがこれらの結果はあくまでも僕が所有するiPhone8の場合に過ぎません.

 皆さんの端末が同じように劣化するとは限りません.

 

 共通するのは季節性の一時劣化くらいでしょうね.

 ですからこういう寒い季節は見かけよりバッテリーの容量が減ってしまい、本来よりバッテリーの減りが早くなる現象を起こします.

 これはリチウムイオン電池を使うすべての電化製品に起きます.

 それは経年劣化ではないことに注意しましょう.

 

 先日Xでも指摘しましたがこの現象は人肌などで端末を温めることで一時的に解消する場合があります.

 日常はもちろん災害時にも使えるので知っておいて損はありません.

 

 

 

【iPhoneショートカット】USLauncherのコンテンツを追加しました【20240131】

 

f:id:thetheorier:20211231140803p:plain

 2024年初の更新です.

 

 

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ダウンロード

github.com

 こちらから、最新のjsonファイルを選んで「ファイル」アプリにダウンロードしてください.
 基本的には過去に保存した場所と同じフォルダーにすると楽です.

 ※リクエストに伴い個別配布した方もこちらに差し替えてください.

 

 

blog.thetheorier.com

 上でダウンロードした配布データおよびレシピに関してはこちら.

 

 

URLスキームの追加・削除

 バージョンの後ろに"?"がついているものは, 調べたバージョンより古いバージョンから変更された可能性があります.

 

 

  • AllTrails v18.10.0
    追加:F4XY://
  • Microsoft Excel v2.81.1
    追加:ms-excel-standalone://
    追加:ms-excel-standalone-intunemam://
  • Microsoft Planner v1.15.8
    追加:msauth.com.microsoft.intunemam-intunemam://
  • Microsoft PowerPoint v2.81.1
    追加:ms-powerpoint-standalone://
    追加:ms-powerpoint-standalone-intunemam://
  • Microsoft Word v2.81.1
    追加:ms-word-standalone://
    追加:ms-word-standalone-intunemam://
  • Zoom - One platform to Connect v5.17.5
    削除:wxbcc2200e9019ab4f://
  • 崩壊3rd v7.2.0
    追加:bh3jp://

 

 

 以前から試行錯誤していますが、更新チェックを効率よく行う仕組みを模索しています.

 現状取得したデータはURLスキーム本体以外にipaファイル名とアプリ名があるのですが、後者ふたつはアップデートで名前が変わったり、またiPhone版iPad版とあって同一名…というケースがまれにあります.

 それがなければシンプルに一致させてチェックするだけなんですが…

 

 

【iPhoneショートカット】ダークモードに合わせて文字色と背景色を切り替える【リッチテキスト】

 

 リッチテキストははじめの構築こそ面倒ですが一度作っておくと通常より見栄えの良い結果表示として活用できます.

 

 

 先程リリースしたBattery Checker ver3.6に採用したように、端末の外観モードに合わせてダークモードやライトモードのように見せることができます.

 

 

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 レビュー時のiOSバージョン : iOS17.3

 

 

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基本構造

 まずリッチテキストとなるhtmlを「テキスト」アクションに書いておきます.

 今回は文字色と背景色についてなのでヘッダでfont-colorとbackground-colorを指定する適当な文字列を値とします.

 値の文字列なんでもいいのですが後で置換する際にほかを巻き添えにしないものにすることだけ注意してください.

 

 置換処理がしやすいよう適当な変数に置きます.

 

 

 次に「デバイスの詳細を取得」から「現在の外観モード」を取得し、その出力を使ってif文で場合分けします.

 

 

 「現在の外観モード」を取得するには「デバイスの詳細を取得」を追加して変数をタップして変更します.

 

 if文の入力に代入した「外観モード」をタップし、「ダークモードがオン」を選択すればこの2箇所の設定は完了です.

 

 

 if文の中身を追加します.

 条件を満たすのはダークモードの方なので前者は例えば文字色を白、背景色を黒にします.

 条件を満たさない場合は例えばその逆ですね.

 結果は用意した変数で上書きします.

 

 

 あとは「HTMLからリッチテキストを作成」でリッチテキストに変換し、「Web表示を表示」で表示させます.

 間に「ホーム画面へ移動」を噛ませているのは現行OSのバグ回避が目的なので不要な場合があります.

 

 

 これで端末の外観モードに合わせて文字色と背景色が変わります.

 

 

 カラーコードでの色分けなので白と黒にこだわる必要はありません.

 

 

【iPhoneショートカット】標高を取得するアクション【Actions】

 

 iphone15シリーズとアクションボタンの組み合わせで一時流行ったActionsですが、先日のアップデートで「Get Elevation」というアクションが追加されました.

 

 

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 レビュー時のiOSバージョン : iOS17.2.1

 

Actions

Actions

  • Sindre Sorhus
  • ユーティリティ
  • 無料

 

 

 

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「Get Elevation」アクション

  端末の標高、海抜の絶対値を返すアクションです.

 

 

 位置情報の精度設定次第でズレるのは仕方ないですね.

 

 

(参考)標高から気圧を計算する

 ショートカットには既にある「気象状況」アクションから気圧を取得することができますが、試しに今回の標高の値から気圧を計算して比較してみます.

 

 

 現在地の気象状況とActionsの"Get Elevation"を追加し、前者から「気温」を数字にして取得しておきます.

 

keisan.casio.jp

 気圧から標高を計算する計算式はこちらを参考にしました.

 

 

 あとは必要な情報を表示するだけです.

 

 

 実行した結果がこちら.

 10m変化すると約1hPa変化することを考えると3hPa弱の誤差は大きいですね…

 

 

 ちなみにアクションの説明では画像のとおりMacでは使用できないとありますが、追加されたOSバージョンがiOS17であるせいかiPhone8では「不明なアクション」扱いになり使えないようです.

 またiPadもダメそうですね.