今回はショートカットアプリで「明るさ」や「音量」を好きな値に調節してみましょう.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のバージョン : v2.0
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「明るさ」と「音量」
「明るさを設定」および「音量を設定」のアクションは「スクリプティング」のカテゴリにあります.
まぁ検索ボックスから検索した方が早いですね.
どちらにも共通するのは
- 入力がそのまま出力となる
- ステータスは0から1までの実数値(1が一番明るい, 大きい)
- バーを動かして値を設定するか, 変数を用いて値を設定する(デフォルトは前者)
となっています.
変数でもOKということなので例えば画像のようにしたくなりますが, 残念ながらこのままではバーの方の値が明るさの値として出力されてしまいます.
変数で値を設定する
変数で値を設定するには, 追加したアクションにあるバー左の「明るさ」あるいは「音量」の部分をタップし, 「マジック変数を選択」をタップ, 「マジック変数を選択」のモードに変わるので希望の値(変数)を選択することで出力が変わります.
例:メニューを使って好きな音量に変更するショートカット
これを用いて, 「メニューから選択」のアクションと組み合わせて複数の音量に変更するショートカットを作ってみましょう.
ここでは「音量を設定」を使いますが「明るさを設定」でも同じです.
画像の通り, 「メニューから選択」のアクションを追加し, 好きな分だけリストを追加することで下に対応する選択処理枠が自動追加されるのでここに
- 設定する音量に対応する「数字」アクション
- 上の「数字」を出力とした「音量を設定」
のセット(画像赤枠)をそれぞれに応じて追加すれば完了です.
(「メニューから選択」にある選択肢は言ってみればラベルですから好きな言葉にして結構です)
ショートカットを実行すれば, 画面下からメニューが表示されるので希望の音量をタップすることで対応する音量になります.
もちろんひとつの選択肢で明るさ, 音量双方を操作するのもアリですね.
例外処理
「明るさを設定」および「音量を設定」に関わる値は説明の通り0から1までの実数値でした.
それ以外の値(100や-10.5など)が入力として入った場合どうなるか確認したところ,
- 1より大きい:1として出力
- 0より小さい:0として出力
となるようです.
また入力が数ですらない場合, 対応するアクションは実行されずスルーされます.
先日の変数の扱いなどもそうですが, できるだけ例外処理は相当のものに処理される, もしくはエラーが出ないようアクションを飛ばすなどの工夫がされているようです.
〆
明るさについてはホワイトバランスについても弄れれば仕様の最大まで暗くすることができるため便利なのですが, アクションとして追加されていないためやむを得ません.
コントロールセンターでいづれも済む話ですが, 手数を減らす, 確実に対応する値にする意味ではこちらに分があります.
説明文がかなり簡素であるため使い方がイマイチわかりにくいアクションがいくつかあるのが困りモノですね, 多少長文でも良いのである程度までは書いて欲しいです.