質問サイトなどでちらほら見かけるネタなのでここで書いておきます.
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古いスマホを買うということ
メーカーによっては安いものもあるスマホですが、Apple製品についてはどうしてもなかなか安いものは手に入りにくいです.
加えて先日の円安を受けてApple製品が値上がりし、それを受けて中古も値上がりしてしまいました.
それでも何世代も前であればそれなりに安く購入できます.
当然デメリットもあるわけですが.
今回はそんなデメリットの話です.
古いスマホのデメリット
安いからには何らかの理由があるものです.
傷・汚れ・割れ
端末に傷や汚れ、画面に割れがある場合です.
多少の傷や汚れなら気にせず使えるでしょうが画面の割れだったりボタンが利かない…といったケースはいくら安くても選択肢に入れるべきか悩むところです.
実際自分は中古でiPad Air3を手に入れましたがサイドボタンが利かないため、通常のスリープが行えません.
なので代わりにショートカットアプリを使ってスリープしています.
このように代替案があればデメリットは無くなるか軽減できます.
バッテリーの劣化
長く使いたいかに関係なく、中古で購入するあたり気になるのがバッテリーの寿命です.
80%後半以上であればいいですが切っていれば公式が交換期間としている劣化具合です.
例えば僕のiPad Air3はまだ8/17時点で84%ほどあるのでまだまだ問題ありません.
購入する際はバッテリー寿命がいくつなのか確認する必要があります.
使いたいアプリがダウンロードできるか
ここが今回のメインです.
古い端末でも多少の傷なら、バッテリー寿命が多少少ない程度なら…と買って後悔する可能性のある一つです.
App Storeで確認すると、例えばTwitterアプリは8/17時点でiOS14.0以降と互換性があります.
つまりiOS13.x以前の端末だとダウンロードすらできないわけです.
例えばiPhone6の最終OSはiOS12.5.5、つまり今iPhone6を手に入れてもTwitterアプリは使用できません.
iPod Touchの販売終了が発表させて久しいので今後値上がりすることが想定されますが、第6世代でもiOS12.xが最後であるためアプリ次第では第7世代しか選択肢がありません.
スマホを買う際は傷やバッテリー寿命といった基本的な情報だけでなく、使いたいアプリがそもそもダウンロードできる端末かどうかを調べましょう.
せっかく美品だったり格安で手に入れても無駄に終わってしまいます.
TwitterやYoutubeなど、一部のサービスはSafariなどのブラウザから利用できるためまだマシな方ですが、代替のないサービスは本当にどうしようもありません.
なけなしのお金で買ったのにまともにアプリが入れられない…では泣くに泣けません.
参考までに執筆時点での端末の最終OS、および一部アプリの互換性を挙げておきます.
("未発表"とあるモデルは、2022年秋にリリース予定であるiOS16ないしiPadOS16をサポートしているということです)
[iPhone、iPadの最終OS]
- iPhoneシリーズ(5以降)
5,5c:iOS10.3.4
5s:iOS12.5.5
6,6 Plus:iOS12.5.5
6s,6s Plus,7:iOS15.x
8,7 Plus以降:未発表 - iPhone SEシリーズ
1世代:iOS15.x
2世代以降:未発表 - iPadシリーズ
1世代:iOS5.1.1
2世代:iOS9.3.5
3世代:iOS9.3.5
4世代:iOS10.3.3
5世代以降:未発表 - iPad miniシリーズ
1世代:iOS9.3.5
2世代:iOS12.5.5
3世代:iOS12.5.5
4世代:iPadOS15.x
5世代以降:未発表 - iPad Airシリーズ
1世代:iOS12.5.5
2世代以降:未発表 - iPad Proシリーズ
全モデル:未発表
[一部アプリの互換性(記事執筆時)]
- Twitter:iOS14.0以降、iPadOS14.0以降
- Facebook:iOS13.4以降、iPadOS13.4以降
- Youtube:iOS12.0以降、iPadOS12.0以降
- LINE:iOS14.0以降、iPadOS14.0以降
- Tiktok:iOS10.0以降
- Instagram:iOS12.4以降
- suica:iOS13.0以降
- Kindle:iOS14.0以降、iPadOS14.0以降
- Zoom:iOS8.0以降
- 原神:iOS9.0以降
例えば、安いからとiPad初代を買ってしまうと、iPad初代の最終OSはiOS5.1.1までなので上で挙げたすべてのアプリはダウンロードすらできません.
ジャンク・その他
ある意味番外編です.
中古で買う場合に勘違いする、騙されることがあるのがジャンク品と箱です.
ちゃんとした出品者であればタイトルにちゃんと書くわけですが、中には機種名やストレージ容量をタイトルにしっかり書いておきながらジャンクであることを本文に書くケースがあります.
ジャンクはそれはそれで需要があるので悪い出品とは限りません.
中にはスマホ無しの箱だけの出品もあります.
わざとなのか本気なのか判断が分かれるものですが、いずれにしろちゃんとタイトルだけでなく添付された画像、そして本文まで読み、疑わしいならさっさと選択肢から外すのがよいです.
また出品者によっては機種の世代でなくモデル番号を書くケースもあります.
モデル番号から直ぐにどの世代かわかる人は数少ないですから、各自検索して確認しましょう.
※中にはジャンクと勘違いして出品されることもまれにありますが期待はしないことです.
〆
スマホの購入といえばどれだけ機能がいいか、画面の質がいいか、ストレージはどのくらいがいいか、カメラがどうこう…といった情報に流されがちですが、中古で買う場合や古いものを買う場合はこれらのリスクが生じえます.
買ってから後悔しないよう、焦らず調べた上で決めましょう.