これまた全然気付かなかった…
一部は制限されていた
iOS8の後半あたりから設定アプリのURLスキームが不意に解禁されたのは一部の方にはご存じのことかと思います.
しかしそれでも対応しているすべてのURLスキームが自由に使えるわけではなく, 一部は通知センターからの起動に絞られ, 通常のアプリランチャーからは起動できませんでした.
現在のバージョンでは問題なく起動
昨日修正したこのエントリを更新したあと, もう少し触っていたんですが, 件のような「通知センターからしか使えない」とされていたURLスキームも直接アクセスできるようになっていることに気付きました.
僕が調べた範囲で見つけたものがこちらにあるので任意に一つ選んでご自身のデバイスにインストールし, 以下に進んでください.
prefsスキームを持つアプリをインストール済みの場合は通知センターからでなくても、ない場合でも通知センターからであれば設定アプリを開けるようになっている感じ https://t.co/K9uCXJre4F
— aitatter (@a_i_t_a) 2016年3月3日
確認したところその通りでした.
@a_i_t_aさん, 重大な発見を教えて頂き改めてありがとうございます!
試しにお好きなアプリランチャーで, 通知センターではなくそのアプリから
prefs:root=General&path=About
を試してください, 設定アプリが起動し[一般]>[情報]が開くはずです.
確認に使ったデバイスはiPhone6, iOS9.2.1(13D15), なおiPodTouch5, iOS9.0ではこれまで通り, 通知センターからしか使えないURLスキームはアプリから起動することはできませんでした.
9.0から9.2.1の間に数度アップデートしているので何とも言えませんが, 少なくともiOS9.0.1~9.2.1の間に緩和されたと考えられます.
因みにですが設定アプリ系列はSafariの検索ボックスに入力→検索…では起動できません※追記 2016.03.12.
前々からそうなので, 試したいけどアプリランチャー持ってない…という方は何らかのアプリランチャーをインストールして試してみましょう.
どうせ入れるならlauncherがお勧めです.
〆
これはApple自身も把握しているのか分かりませんが, いづれにしろ先日(去年の話ですが)の設定アプリのURLスキーム解禁に加えこの懐柔振り…
公式に発表しないのはある意味「いつものこと」なので毎度毎度こちらが気づかないといけないのは何かと損な気がするんですよね…
まぁでもこれまで出来なかったことができる…ということで悪い話ではありません, 使えるのなら大いに役立てようじゃないですか!
追記
2016.03.04
今回の話を実現するためには prefs: をURLスキームに持つアプリがインストールされていることが最低条件であると判明したため, 記事に追記を行いました.
2016.03.12
@the_theorier 記事を参考にさせていただきました。https://t.co/w487ZJYjH0 ありがとうございます。
— Hide (@heyeased) 2016年3月12日
確かにメモなど自動でリンクするアプリからはダメですけど、Safariと連絡先からは末尾に//を付け足したら設定アプリ起動できました。
初期投稿時では「Safariの検索ボックスからは設定アプリ系のURLスキームは起動できない」としていました.
現に例えばprefs:rootと打って検索すると「prefs:rootの検索結果」が表示されてしまいます.
そのため設定アプリ系は無理だと思い込んでいましたが, どうやら末尾を://とすることで通るものがあるようです.
例えばSafariの検索ボックスに
prefs:root=General&path=About
でなく
prefs:root=General&path=About://
を入力して検索してみてください, 設定アプリの「一般」が表示されると思います.
他にも
- prefs:root://
- sms://
を確認しました.
一方
- contact://
は通らなかったため, 末尾を://にすることでSafariの検索ボックスから起動できるものとそうでないものがあると推測されます.
後日この辺も確認しておきますね, 流石にあの数をやるのは地味に時間がかかるので…