普通(?), フォルダの中にどんなファイルがあるか…というのは曖昧であるものです.
なので「フォルダ名くらいはわかるけどその中身は選んで指定したい」と思うのは自然なことです.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS14.0.1
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フォルダを指定して開く
「ファイル」アプリにあるコンテンツを扱う「ファイルを取得」アクションは, 「書類ピッカーを表示」をオフにすることでファイルパスを指定する入力欄が表示されます.
背景にあるようにここでは具体的なファイル名を指定するかのように見えますが, 実際にはフォルダで止めることでそのフォルダにあるコンテンツを取得することが可能です.
コンテンツの参照
例えば, 予め"Shortcuts"フォルダに作っておいた"Photo"というフォルダを指定します.
表示する手段は複数あるわけですがまずは「結果を表示」で見てみましょう.
すると画面上からプレビューが降りてきて, 「○件の結果すべてを表示」と「完了」のボタンが確認できます.
後者はそのまま「結果を表示」アクションから抜けていきますが, 前者はタップすることでクイックルックと同じコンテンツビューを表示し, 左下の「完了」で元の画面に戻ります.
つまり「○件の結果すべてを表示」と「完了」を何度でも行き来できます.
じゃあ「結果を表示」でなく「クイックルック」で表示すればどうなるか.
結果はそのままクイックルックビューに切り替わりました.
「結果を表示」のようにワンタップ挟むことがないわけですが「完了」をタップするとクイックルックが終了するため「完了」のタップは一度きりとなります.
コンテンツを取り出す
上記のままではただ眺めて終わりです, ショートカットですから選んだものを入力として他のアクションに繋げたいものです.
「ファイルを取得」で得た指定フォルダのコンテンツは, 配列として出力されています.
そのため「リストから選択」アクションを使うことで参照と共に選択が可能となります.
これで一つないし複数を選択して次の処理へ繋がります.
〆
以前も指摘しましたが, 一度「ファイル」アプリに保存されているコンテンツは読み込むだけであればオフラインでもアクセス可能です.
うっかり消してしまうカメラロールとの差別化としてこちらを使うのも一考の余地があるでしょう.