以前作ったものをもう少し改良しました.
アメリカ海軍と同空軍による機関で、日本の気象庁とは異なる台風予測をします.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS17.6.1
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ダウンロードと使い方
今回は気象庁のものは省略してJTWCのみなのでRoutinehubには投稿せず直リンクです.
https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
JTWC(合同台風警報センター)のサイトへアクセスします.
台風が発生している場合はトップページ左にある地図に赤色で台風が表示されています.
その番号でページに右に各情報が公開されています.
今回は各々の"TC Warning Text"をタップします.
色々情報が書かれていますがここで画面下の共有アイコンをタップし、ダウンロードしたショートカットレシピを実行します.
するとリッチテキスト形式で選択した台風の一部情報を表示します.
今回選択したのは2024年の台風9号JONGDARI(ジョンダリ)です.
WINDSは最大風速、GUSTSは最大瞬間風速を意味します
JTWCに気圧はありません、気象庁のそれとは目的が違うのが理由のひとつですね.
少し解説
以前のレシピではスクレイピングによって必要なデータを取り出していましたが、今回は正規表現を使用しています.
各情報の日付は例えば191800Zというフォーマットになっており、これは標準時の19日18時を意味しています.
日本の時差は9時間なので、9時間足して21日3時ということですね.
単純にこの6桁の数字を(\d){6}で取り出したいところですが、ソースを見ると必要箇所以外にも6桁の数字があるため、念を押してその後ろのZ、更に次の半角スペースとハイフンを利用して肯定先読みを使います.
これで末尾にZ -で続く6桁の数字にだけマッチさせます.
これを使って日付のフォーマットに直せばよいのですがそう簡単ではありません.
フォーマットが\d\d\d\d\d\dZという形で見ての通り月がありません.
なので万が一月をまたぐ場合単純にフォーマットするとその1日は発生時の月の1日になってしまいます.
そのため面倒ですが発生時の記録の一番目を都度比較して月を決定する必要が出てきます.
更に時差もあるので最後に9時間足すのを忘れてはいけません.
〆
台風の経路図のURLはJTWCが振っている番号に依存し、これは共有で実行するTC Warning TextのページURLから取り出すことができます.
テキストと画像を一緒に表示するにはリッチテキストしか選択肢がないのが難点ですね.