
設定アプリを開いて下にスクロールすれば各々のアプリの設定画面が出てくるのは周知のことですが、これをショートカットアプリで一発で開いてみます.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
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基本レシピ
各アプリの設定を開くには、URLスキームを使って
App-prefs:"バンドルID"
にアクセスすればいいです.

せっかくなので複数のアプリから選べるようにします.
「リスト」アクションに希望のアプリ名を入れ、「リストから選択」でひとつ選びます.

選んだアプリ名に対して「App Storeのアプリを検索」アクションでアプリを検索します.
オプションの取得数は1にしておきます.
この結果に対して「テキスト」アクションに
App-prefs:"バンドルID"
と並べます.
これを「URLを開く」でアクセスします.
しかし最初からバンドルIDを追加できるわけではなく、「App Storeアプリ」になっているはずです.

マジック変数をタップすると、表示されたメニューに「バンドル識別子」があるのでこれにチェックを入れます.

レシピはこれで完成です.
あとは実際に実行して確かめましょう.
アプリの特定が難しい場合
アプリによっては他と似たような名前で1つに正しく特定できなかったり、Xのように名前自体の特徴が(検索において)曖昧すぎて見当違いのアプリがヒットしてしまうことがあります.
それを防ぐ工夫として、例えばストアIDで検索する方法があります.
例えばこれはXのApp Storeリンクですが、文字列で見ると
https://apps.apple.com/jp/app/x/id333903271
となっており、この"id"に続く数字列がそのアプリのストアIDです.
今回はアプリ名でなくこのストアIDで検索することで確実に特定させます.

先程のレシピではアプリ名を「リスト」アクションに書き込んでいましたが、今回は「辞書」アクションを使います.
ストアIDだけ見てなんのアプリかさっぱりわかりませんからね.
「辞書」アクションのキーにアプリ名を、その値に該当するアプリのストアIDを入力します(キーに入れるアプリ名は検索には使わないのでわかりやすければ何を書いてもいいです).
この「辞書」のキーに対して「リストから選択」でひとつだけキーを選ばせ、「辞書の値を取得」で選択したキーの値を取得します.

以降は最初と同じく「App Storeのアプリを検索」でアプリを特定し、URLスキームで開きます.
ただし前回と違い、「App Storeのアプリを検索」の対象が上で取得した辞書の値になります.
現在開いているアプリの設定を開く
次は見出しの通り、現在開いているアプリの設定を開くことを考えてみます.

まずiOS18で追加された「現在のアプリを取得」アクションで現在開いているアプリの情報を取得します.
上で作ったレシピ同様「テキスト」アクションでApp-prefs:"バンドルID"にアクセスするだけです.
ここでバンドルIDは「現在のアプリを取得」のマジック変数を使います.
当然このレシピは単体では使えません、背面タップやAssistiveTouch、アクションボタンなどに登録して実行します.

これでアプリを開いている状態から素早く該当アプリの設定に飛ぶことができます.
〆

今更ですがURLスキームは「テキスト」にいちいち書かずとも「URLを開く」に直接書いても問題ないです.
この程度ならどちらを採用しても大した違いはないですが、繰り返し処理が絡むとアクションが1つ増えるだけで全体の処理に時間がかかったりするので適宜理想の組み方をするといいです.

