
以前紹介したレシピの機能強化版です.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS26.0.1
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以前のレシピ
以前紹介したレシピでは、均すために分の部分を四捨五入していました.
しかし目的次第では切り捨てにしたり切り上げたりしたい場合もあるでしょう.
レシピ

というわけでいくつかの状況を想定したレシピを作ってみます.
まずは時刻の指定ですね、実行時の時刻か好きな時刻を選べるように「メニューから選択」を使用し、その結果を例えばtimeという変数に置きます.

次は何分おきにするかを決めます.
「入力を要求」で数字を入力させます.
当然最低でも正整数なので、オプションの「小数以下の数字を許可」と「負の数字を許可」をオフにしておくと入力が楽になります.
この結果を例えばintervalという名で置きます.

これらを元に、どのようにして均すかを選択させます.
「メニューから選択」で四捨五入、切り捨て、切り上げの3つにしておきます.

まず四捨五入からやっていきます.
前半で「四捨五入」と書かれたテキストを「mode」という名の変数においているのは最後に結果を表示するときに使っているだけなので必須ではありません.
計算式アクションに次のように式を書きます.
round(time/interval)*interval
timeとintervalはそれぞれ先程作った変数です.

但しそのままだと変数timeは日付のままです.
変数timeをタップし、「日付フォーマット」を「カスタム」にして下の蘭をmm(小文字です)とします.
これで変数timeは該当する日付のうち分の部分のみ扱われます.
(「日付をフォーマット」アクションを使ってもいいです、アクションがひとつ増えるだけです)

次は切り捨ての場合です.
アクションの構成は同じですが、「計算式」アクションの数式は以下になります.
(floor(time/intercal))*interval

3つ目の切り上げ、これも構成は同じで数式を以下にします.
(floor(time/interval-0.01)+1)*interval
0.01を引いているのは、区切りの時刻で切り上がりがズレてしまうのを防ぐ境界補正です.
なので0.1でも0.0000001でもいいです.

「メニューから選択」で各自行った最後は計算式の結果、今更ですが具体的に言うとこの計算結果は定時からの補正値(分)です.
なので最後に「日付を調整」アクションで実行時の時刻(time)の定時から「メニューから選択」の結果を「分」で追加します.
ここで「日付を調整」アクションの「日付」に追加した変数timeは、先程日付から分のみを取り出したように、一度タップして「日付フォーマット」を「カスタム」に、その下の蘭を
yyyy/MM/dd HH:00
と書き換えておきます.
これらの結果を「コンテンツを表示」アクションで確認してみます.

まずは時刻の選択からです.
指定時刻を選んだ場合は任意の時刻を指定します.

つぎに何分おきに均すかを決めます.
今回は小数と負値しか制限していないため、正整数を書き込むことになります.

最後に四捨五入、切り捨て、切り上げのどれにするかを決めます.

結果が正しいことを確認します.

切り捨てで区切りの時刻でも正しい時刻になっています.
〆
実際に活用する場合はこのレシピそのものでなく計算式の方が重要になってくるでしょう.

