こんにちは, @the_theorierです.
デジカメにしろスマホにしろ, カメラやビデオの高画質化はどんどん進んでいますね.
しかしよくよく考えれば, 画素数が上がれば上がるほど, およそ必然的にファイルサイズも肥大化し, それだけストレージやSDカードを圧迫していきます.
試しに手持ちのいくつかの画像を, 画素数とファイルサイズに関してグラフ化してみました(クリックして拡大).
960×640はiPhone4sまでのスクリーンショットと同じ(約61.44万画素).
1136×640は同じくiPhone5, 5s, 5c(約72.7万画素).
1136×750はiPhone6(約100万画素).
2592×1936はiPhon4(約500万画素).
3200×2400は指標のためにミラーレスE-PL5のもの(768万画素).
3264×2448はiPhone6, 6p(約800万画素).
となります.
iPhone6での撮影数が少ないのであまり参考になってませんが, スクリーンショット側を見れば一目瞭然ですね.
スクショなのに2MBを超えることもよくあるレベルです, 以前は1MBを下回るのが当たり前でした.
そして各々のデバイスの画面解像度は多少前後してもやっと100万画素に並ぶ程度です.
因みに一般的なデスクトップパソコンの画素数の多くもその程度です.
印刷して楽しむならまだしも, 多くのユーザーはSNSなどでシェアするのが基本です, 500万画素, 800万画素, 1000万画素の画像を如何なく発揮する場で使うというのは意外と少ないのです.
例えばここはてなブログでは基本的に画像の横幅は500pxで, それを超えるとスマホなどで閲覧する場合横にページをスワイプしないと隠れて見えないことがあります.
一般的にブログで扱う画像サイズは640×480~800×480程度が良いと言われています.
計算すると30~40万画素程度です.
ファイルサイズが大きければ, 見る側もその分だけたくさん通信します.
極端に言えばサイズの大きいYoutube動画をみるように, ちょっとした画像を開くにも, 場合によっては一瞬でも待たされる可能性があるわけです.
iOS9になってやっと動画撮影に限り画質を変更できるようになりましたが, カメラは相変わらず変更できないままです.
勿論綺麗な画質で, 拡大しても綺麗なままなのは良いことですが, 目的によってはストレージを肥え太らせるだけであまりメリットはありません.
現に16GBモデルなどのユーザーは直ぐストレージが無くなるということで常に苦労されていますね(これには"別の原因"もありますが本題から逸れるので伏せます).
iOS10になる頃にはデジカメのようにカメラの画素数も変更できるようになって欲しいものです.
或いは高画素数にするなら, もう16GBモデルはやめにした方が良かったのでは?と(アプリなりLiveフォトなりもありますが)思いますね…
但し問題なのはメーカーだけではありません, 扱う以上ある程度行うべきデータ管理を怠るユーザーにも, 正す部分はあると考えます.
最早どっちが先かは分かりませんが, 高画素数を求めたのも, ストレージが足りなくて困っているのも(一部の)ユーザーであり, それを由とするかは別にしてそれにメーカーが応えた結果であろうからです.