もう一人のY君

主にiPhoneのショートカットアプリのレシピやTipsなどを書いています. たまに数学の記事も書きます.

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【健忘録】はてなブログでのLaTeX構文

160819_01

 今回は, ここはてなブログを利用する上で僕が使うことのあるLaTeX構文の健忘録です.

 毎回ググりながらは面倒なので一つにまとめる場所があるといいなぁ…と.

 

[Contents]
 

 

はてなブログにおけるLaTeXの記述

auewe.hatenablog.com

 

 僕もつまるところ本来の意味でのLaTeXを知っているわけではありませんが, 取り敢えず現在はてなブログはMathJaxという, LaTeXなどで書かれた数式をウェブブラウザで表示してくれるJavaScriptライブラリが標準になっている?らしいので余り気にすることは無いようです.

 

 個人的にいまいち分からないのは, 基本

[tex:{

 ~

}]

で使うものですが

 

[tex:{ \displaystyle

 ~

}]

…となっているものもあったり…

 まぁ, プレビューしてみてエラーにならなければいい話なんですけど.

 但し以下で紹介するように, \displaystyleを入れるか入れないかでスタイルが異なるケースがあるようです.

 

 因みに

\[

 ~

\]

で括るだけでもOKなんですが, これだと強制的に数式が中寄せになってしまいます.

 目的に応じて使い分けると良いですね.

 

 

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一般とは違うLaTeX表記一覧

 というわけではてなブログならでは?の, 一般的なLaTeX表記とは異なっているものを分かる範囲でまとめます.

 

 

分数

{ \frac{a}{b} } { \displaystyle \frac{a}{b} }

[tex:{

 \frac{a}{b}

}]

[tex:{ \displaystyle

 \frac{a}{b}

}]

 この2つを比較すると分かる通り, \displaystyle を付けた方は分数の各々の記号サイズが通常のサイズと同じになっています.

 逆に付けない場合はできるだけその文章の高さに合わせようと縮小されているように見えます.

 目的次第で好きな方を選ぶと良いかもしれません, 僕は付けた方が見栄えも良いとは思います.

 というわけなのでここから先は \displaystyle を付けた上で行います(一部を除く).

 

 

不等号

{ \displaystyle \lt, \gt }

[tex:{ \displaystyle

 \lt, \gt

}]

 一般的なLaTeXでの不等号は<, >そのままで良いのですが, はてなブログだとエスケープ(手前に半角バックスラッシュ\を入れる)してもダメです.
 全角の<,>ならエラーにはなりませんが見た目がギザギザして汚いです.

 

 

斜体のキャンセル

{ \displaystyle \text{Ind}_{r}(a) }

[tex:{ \displaystyle

 [tex:{ \text{Ind}_{r}(a)

}]

 特定の記号の場合であればそれに応じたタグがあるのですが, 僕が(大ざっぱに)調べた限りでは { \displaystyle \text{Ind} } はありませんでした.

 斜体キャンセルは少なくとも \rm{…} と \text{…} の2通りがあるようですが, 前者は同じ tex タグ内では \rm{…} の後ろまで斜体がキャンセルされてしまい,

{ \displaystyle \rm{Ind}_{r}(a) }

となってしまいます.

 \text{…} の場合 {} の後ろがきちんと斜体に戻ったため, はてなではこちらが相性が良いんでしょうかね.

 

 

シグマ・和集合(添え字上下)

{ \displaystyle \bigcap^{\infty}_{k=0}A_{k} = \emptyset }

[tex:{ \displaystyle

 \bigcap^{\infty}_{k=0}A_{k} = \emptyset

}]

 これについては \displaystyle を入れないとダメのようです.

 \displaystyleを抜くと

{ \bigcap^{\infty}_{k=0}A_{k} = \emptyset }

という風に横並びになります.

 

 

 取り敢えず今まで使ってきて気付いたのはこれだけです.

 まだ何かあれば都度追加したいと思います.