写真アプリではピンチすることで拡大できるわけですが, ある程度のところで拡大できなくなります.
実際のところ, どの程度まで拡大できるんでしょうか?
大まかに倍率を計算してみた
使用したのはiPhone6, iOS10.2です.
ディスプレイと同じサイズ
まずはディスプレイと同じアスペクト比の画像から.
縦横比が同じなので全画面表示した時点で画像すべてが見えます.
目一杯拡大してスクリーンショットを撮った結果, 元画像に対する拡大状態のサイズは画像左下の枠部分のサイズとなりました.
全く同じ解像度ではないため, Visioで大まかな長さを測り, 計算した結果以下となりました.
- 元画像縦:353.0958
- 元画像横:198.6893
- 拡大画像縦:117.8172
- 拡大画像横:66.7533
この絶対数は原寸のものではないので数値自体は重要ではありません.
縦横の元画像→拡大画像の倍率を計算すると以下になります.
- 縦倍率:2.9970
- 横倍率:2.9765
多少の誤差は貼り合わせなどの誤差を含むためある程度は無視できます.
つまり倍率は3倍ということでおおよそ間違いないでしょう.
ディスプレイより小さい場合
次はディスプレイサイズよりも画像サイズが小さい場合です.
この場合はiOSの仕様で横の余白が無くなる程度に拡大表示されます.
今回用意した画像は500×500px, iPhone6のディスプレイは640×1136pxなので若干足りません.
つまり表示の時点で既に 倍に拡大されています.
「ディスプレイより小さい」といっても色々あるわけで, 今回のようなやり方は飽くまでも一例ということになりますが, こちらも計測してみると以下の倍率となりました.
- 縦倍率:1.16880
- 横倍率:2.98000
これは先程指摘した「既に拡大」している分を除いたものですから, 総合的な倍率はこれよりも大きくなるということになります.
ちなみに面積比となるとおよそ5.0301, 約5倍という計算になります.
ディスプレイより大きい場合
これは厳密には, ほぼ同じ大きさでもアスペクト比が偏っている場合も含みます.
この場合は先程の小さい場合と似ており, iOSの仕様で横の余白が無くなる程度に縮小表示されます.
従って, 画像によっては上下が見えなくなってしまいます.
今回選んだ画像も(iPhone6とは)別仕様の壁紙のため, iPhone6で表示すると上下がわずかに見えなくなります.
しかし拡大するときは端も確認できるみたいですね.
というわけでこちらも計測してみると以下になりました.
- 縦倍率:2.8329
- 縦倍率:2.8209
- 面積比:7.9913
実際はもっといろんな場合を検証するべきでしょうけども, おおよそ
- ディスプレイ比に近いほど倍率が大きい(最大3倍)
という推測が考えられます.
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無限に拡大する方法
iPhoneで写真を無限に拡大(ズーム)できるバグが見つかる@JUNP_N です。iPhoneの写真アプリで写真を無限に拡大(ズーム)させることができるバグが発見されました。標準の写真アプリで一定の操作をすると、制限なく写真を拡大することができます。 通常ではiPhoneの写真アプリで写真を拡大させることができる倍率には制限があります。 上記の写真であれば、このくらいの拡大が限界です。この限界値を超えて拡大していくことができるバグが発見されました。 ...
実は結構前から, 写真アプリを利用していくらでも拡大できるバグが存在することがわかっています.
拡大したい写真を写真アプリで開き, 下にあるメニューの右から2つ目をタップし, 画像の回転をタップします.
画面左の回転アイコンをタップし, 右下のチェックアイコンをタップして保存します.
上の時点でバグが使えるんですが, そのままオリジナルに戻してもバグは引き続き使えます.
これでピンチしていけばどんどん拡大されていきます.
ここまで拡大してもこの先まだまだ幾らでも拡大可能です.
拡大したあとダブルタップすればシュッと元に戻ります.
バグはアプリを終了したり, カメラロールに戻ったり詳細などをタップすることで解消されます.
〆
ホントはデフォルト以上に拡大できるアプリを紹介するところだったんですが, このバグのお陰で不要となりました.
とはいえバグであることには変わらないのでいつか「修正」されるかもしれません.