iOSアップデート, 特にWi-Fiを利用してiPhone単体で行う場合は, 各々のバージョン毎に異なりますが指定された空き容量が必要です.
配布されているものは圧縮されたもの
そもそも配布されている各種iOSソフトウェアは圧縮されています.
なのでまずそれをダウンロード→インストールすることになります.
配布されたファイルが数十MBでも, 展開するとGB単位になることもあります.
また展開を含め, 各種更新作業のためにソフトウェア分の領域とはまた別に十分な空きを要します.
結果, リリースノートに書かれている容量よりも多くの空きを確保した状態でないと, 新しいiOSをダウンロードはしたけど展開しきれないのでインストールができない…という事になります.
それを避けるため, 予め必要に応じて写真であったりアプリであったりを整理し, 空きを作っておく必要があります.
心配ならiTunesからアップデートする
そもそもWi-Fiを使ったアップデートはまだまだ回線によっては不安定ですし, iTunesからのアップデートに比べて
- すべてのコンテンツがバックアップの対象ではない(アップデート後に消えるという意味ではありません)
- iTunesからのアップデートであれば空き容量を心配する必要はない(パソコンで展開, 処理してくれるため)
- アップデートが中断される・いつまで経っても終わらないリスクが(どちらかというと)低い
ということで, できればパソコンから行うことをおすすめします.
iOS アップデート用にさらに空き領域が必要な場合iOS デバイスをワイヤレスでアップデートしていると、お使いの iPhone、iPad、または iPod touch の空き領域が不足しているというメッセージが表示される場合があります。以下の手順をお試しください。
どうしてもパソコンが用意できない場合は, 再インストールしても問題ない, 容量の大きなアプリを優先して一時的に削除したり, 画像や動画などのコンテンツをオンラインストレージなど他の場所へ退避させてデバイス上の空きを確保するしかありません.
アップデートをダウンロードしてインストールするには空き領域が不足している場合、iOS 9 はさらに領域を確保しようと試みます。インストールされている App の再ダウンロード可能な部分が一時的に削除されたりします。
時々, 「インストールできなかったのでアプリを削除したのに空きが増えない」という声を見かけますが, この箇所がちょっと気になります.
〆
Wi-Fiアップデートは便利ですが, その代償として本来パソコン側でやっていた作業もデバイス側で行わなければならない…というわけです.
アップデートをWi-Fiで想定するならば, 必然的にこの問題に, 遅くともその時に対面しなければなりません.