今回はAPIによって公開されたデータをショートカットで取り扱います.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS14.4
スポンサーリンク
APIとは
API(Application Programming Interface)とは, アプリケーションなどの一部機能を公開して第三者が使えるものです.
サービスによっては有料だったりアカウント認証が必要だったりしますが中には無料で簡単に使えるものもあります.
今回はそのうちの一つであるExchangeRate-APIという為替レートAPIサービスを使ってみます.
ダウンロードと使い方
今回はRoutineHubにアップするような内容ではないので直リンクです.
換算元となる通貨と変換したい通貨を順番に選択します.
日本円は頻繁に使うでしょうがアルファベット順にすると下の方になってしまうので先頭に","を付けています.
あとは換算元での金額を入力すれば換算したい通貨での金額を計算してくれます.
APIの内容やレシピの中身など
exchangerate-api.comを利用すると, 基準となる通貨に対する他の通貨のレートを取得できます.
画像は基準を日本円(通貨コードJPY)にした場合です.
見やすいように均したものがこちら.
この結果は下のリンクにアクセスするだけで簡単に見ることができます.
https://api.exchangerate-api.com/v4/latest/JPY
末尾の"JPY"を他の通貨コードにすれば, その通貨をベースとした為替レートが取得できるわけです.
中身は見ての通りJSONですからショートカットの「辞書」に取り込んで扱うことができます.
というわけで予め通貨名と対応するコードを「辞書」アクションでまとめておきます.
ここからキーをすべて取得してこれを利用して換算前の通貨と換算後の通貨を選択させます.
通貨コードはapi.exchange-api.comへのアクセスにも使います.
上で換算前と後の通貨は確定していますからそのうち変換前の通貨コードを適用し, このURLの内容を取得した上で辞書化します.
あとは取得したJSONの構造に従って欲しいデータを取り出すだけです.
変換後の金額は換算元の金額として入力させた値と取得した為替レートをかけ合わせるだけです.
〆
先日紹介した, 新型コロナウイルスのデータ取得も似たようなものです.
これまではアプリをダウンロードして使うものだった内容が, 体裁はともかくショートカットで出来てしまうのは複雑な気持ちですね.