以前, iEmptyというサイトでiPhoneの疑似透過アイコンを作成できることは紹介しました.
今回はそれをショートカットアプリで行います.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のバージョン : v4.0.1
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ホーム画面からアイコンの部分を切り取りたい
予め, アイコンが移動できる状態にした上で最後のページへ飛び, スクリーンショットを撮るのは同じです.
ショートカットには「イメージをトリミング」のアクションがあるのでこれを利用します.
デフォルトでは位置が中央だったり左上だったりするでしょうがここをタップすると「カスタム」の項目があるので, これを選ぶと切り取りの位置を好きな値に設定できます.
「X座標」や「Y座標」, 「幅」、「高さ」の関係は画像のようになっています.
赤い点が「X座標」「Y座標」で指定した座標になります.
対象画像の左上を原点とするのはよくあるパターンですね.
各アイコンの位置はどこか
一番の問題はこれです.
画面画素数の類は適当にググれば出てきますが, それぞれのアイコンが具体的にどの座標に位置しているかは通常は知り得ない情報です.
なので今回はやむなくパソコンのイラストソフトを使って一つ一つ検証しました.
例えば画像にあるようにBearのアイコンはX座標が54, Y座標は760となりました(デバイスはiPhone8).
ちなみにiPhone8でかつ拡大表示が標準である場合, アイコンサイズは120pxです.
というわけで必要最低限を書き出したのが上画像です.
第m行n列目のアイコンのxy座標は(174m-120, 176n-120)であるとわかります.
これをもとに例えば5行2列目の疑似透過アイコンを作ってみます.
実際に作ってみる
中身はとても簡単です.
まず予め撮影しておいたホーム画面のスクリーンショットを選択し, そこから指定場所のアイコンに相当する場所を「イメージをトリミング」で切り出し, これを写真アプリに保存するだけです.
これでアイコンらしき画像が手に入りました.
あとはブックマークでもショートカットでもいいのでホーム画面のアイコンとして使うだけです.
実際に使ってみても画像の通りでズレは見当たりません, 大丈夫のようです.
〆
iEmptyも恐らく同じようなことをしているんだと思います.
今回のようにショートカットアプリで行うメリットとしては, ネットに繋がってなくとも作れるくらいでしょうか…
ただ問題はいくつかあります, 具体的に挙げると
- 端末によって配置とアイコンサイズが異なる
- 拡大表示の設定でも配置とアイコンサイズが異なる
- iOSのアップデートで配置が変わることがまれにある
などです.
3つ目については僕が知る限りではiOS9.2で一部機種に起こった一度のみですが…
他の機種についても調べたかったのですが, 画像検索して出てくる画像が小さいものばかりで曖昧さに欠けるため今回は諦めました.
ピクセル単位で調べる手段をお持ちの方は, お手持ちの端末で試してみると良いです.