今更ですが改めてある程度きちんと振り返ってみましょう.
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レビュー時のiOSバージョン : iOS17.0.2
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iOS16で復活、iOS17で引き継がれたバナー通知
ホーム画面のアイコンを好きな画像にするためにこれまでいくつかの手段があり、ショートカットを使った方法はそのひとつでした.
しかしiOS16でホーム画面に追加したアイコンから実行した際に表示される画像のようなバナー通知(画像はiOS17でのもの)が表示され、煩わしさに不満を訴えるユーザーは少なくありません.
しばらくしてこれを見た目非表示にする「抜け道」が発見されますがそれらはもれなくiOS16.2で使えなくなります(後述).
そもそもそれら抜け道は何をどう対策できていたのか、今回はそこを簡単に見てみます.
スクリーンタイムから通知をオフにする
サイトによってはショートカットアプリの通知をスクリーンタイムからオフにするよう解説されています.
実際通知の画面にはロック画面と通知センターに加え「バナー」の項目がありますね.
しかしここで言う「バナー」などを含む通知というのは主に以下の話です.
- 「通知を表示」アクションを使ったもの
- レシピやオートメーション実行に関わるエラー
このタイミングで言ってしまうと本題のバナー通知は「ホーム画面に追加」によって追加されたアイコンを実行した際に表示されるもので、上のものとは別モノです.
なのでこの通知をオフにしても目的のバナー通知を非表示にできないどころか他のレシピで使っている「通知を表示」も巻き添えを食って表示されなくなるので意味がないどころかデメリットでしかありません.
オートメーションを組み合わせた方法
バナー通知を非表示にする抜け道として挙げられているもうひとつはオートメーションと組み合わせたものです(サイトによって考え方がごっちゃになっています)
理屈はアイコンから実行した際に表示されるバナー通知を特定のアクションを実行させることで相殺させるというテクニックです.
その候補として挙がったのは例えば以下のアクションです.
- 数字(未入力)
- Voiceoverを設定(オフ)
- ズームを設定(オフ)
これらのアクションが実行されることでバナー通知が表示し切るのを結果的に阻害する効果があったため、対象アプリが開くのをトリガーにこれらのアクションを実行するだけのオートメーションを組むことで擬似的に消えたようになる…という仕組みです.
そのため実際には消えたわけではなく、端末の動作がもたつく際はガッツリ表示されることがあります.
そしてこの効果(バグ?)はiOS16.2に対策されたようで使えなくなっています(執筆時点のiOS17.0.2 or iOS16.7まで確認).
ちなみにこのバナー通知は「ホーム画面に追加したアイコンから実行」した場合によるものです.
そのため例えばウィジェットからアプリを開いた場合はバナー通知は表示されません.
(ただウィジェットは好きな画像にできませんけどね)
〆
確たる情報ではないですがバナー通知はセキュリティのためという説がiOS16の頃からあります.
もしそうならAppleによる方針転換がない限り取り消されることはないです.
あるいは別の抜け道を誰かが発見してくれることですね.