請求書などを見ても分かる通り, モバイルデータ通信にはパケットという言葉が出てきます.
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パケットとは
ネットを含むあらゆるデータのやり取りは"0"と"1"に相当する2つの符号を用いたビット列で行います.
その際に送受信するには目的のデータだけでなく命令や返答なども含まれます.
またデータはすべてを一気に遅れるわけではなく, 例えばシリアル通信であるUSBはいくつかのビットのかたまりを最小単位として行い, この最小単位をパケットと呼びます.
データの構造
USBの通信はフレーム単位でループします.
一つのフレームには必ずその初めであることを示すStart of frame, 通称SOFが付き, これ自身も1パケットです.
一つのフレームにかかる時間はフルスピードで1mSec(=0.001Sec), ハイスピードで125μSec(=0.000125Sec)となっています.
トランザクションは更に複数のパケットからなっており, データの送受信はパケット単位で行っています.
複数の処理が連続して行えるのは, 各処理が途切れることのないよう, フレーム内のトランザクションに割り当てているからです.
これはUSB側で制御できる場合もあれば, ソフトウェア(API関数など)で指定することもあります.
パケット料金とはこのパケット単位で, 通信料を計算する方式ということになります.
当然, テキストを送受信するより画像が, 画像よりも動画の方がより多くのパケットを必要とするため, 必然的に全体の通信量が大きくなり, 料金も高くなっていきます(定額制はともかく).
動画なんて, フレーム単位の画像に加え音声もですからね, テキストに比べたらその差は歴然です.