もう一人のY君

iPhoneアプリのレビューやアップデートレビューなどを書いています. たまに数学の記事も書きます.

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セルカ棒あれこれ

 こんにちは, @the_theorierです.

 

 今回はセルカ棒についてのちょっとした健忘録というか, 以前の別サイト記事の書きこしを兼ねたものです.

 

アイデアの発端と致命的な問題

 実際のアイデア自体は1983年以前からあったらしいです.

 83年にミノルタカメラが特許を取得し, 同年に商品を発売するに至ります.

 

 ただ致命的な問題がありました, そう…「重い」んですよ, カメラが, だから危なっかしい.

 

 なので当時はそれほど注目されず, 実は上気が発売される少し前に別の日本人がそのアイデアを特許としてアメリカに出願, 取得しましたが, 結局は「珍品」扱いにとどまったようです.

 

 ちなみに当時はBluetoothなんてありませんから, アイデアとしてはそれまであったレリーズを一脚に巻くなり固定し, それで撮影するという手法でした, どっちにしろカメラが重いので注目はあまりされませんでした.

 

スマホの登場により日の目を見るように

 年を経て2010年を過ぎ, (デジタル)カメラもかなり軽量化がおこなわれるようになり, それに伴いこのアイデアが次第に再注目されるようになりました.

 

 その後スマホが世に出るようになり, これに目をつけたサムスンがどうやら流行のトリガとしてあったようで, 韓国やインドネシア, フィリピン, 欧州と少しずつ知られるようになり, 現在このように日本に「逆輸入」されたわけですね.

 

流行るということは…

 そう, どうしても負の面が表に出やすくなってしまいます.

 

 便利だなんだと言っても, 言ってみれば「一脚を振り回す」ようなものですから, 周りの迷惑になりまくりなんですね.

 

 結局そういったトラブル, 不満もあっという間に広がり, 国や地域, 場所によって禁止されるようになりました.

 これ自体はホントに2~3年の話ですから, あっという間ですね…

 

 因みに自分は"それをセルカ棒と呼ぶ"ことを知らずに考えつきました, 後に知ってちょっとがっかりしましたけどね^^;

 

[追記]簡易リモコンシャッター[続編]

http://www.geocities.jp/thetheorier/aple06.html#130502

一脚の利用[The theoryの戯言]

http://www.geocities.jp/thetheorier/aple09.html#130812

 

 しかし自分が考えたアイデアとしては, スマホのある意味での利点である「正規のレリーズでなく, "ボリュームボタン付きのイヤホン"で代用できる」を重きに置いています.

 レリーズはモノによっては結構高いですが, イヤホンならえり好みしなければ手に届く価格で, ヘタすればコンビニでも売っています.

 

 なんだかんだ, アナログが無難だと思うんですよ…これがアナログなやり方なのかはともかくw

 

 因みにBluetoothを使ったシャッターというのも, 理屈は同じはずで, 「ボリュームシャッター」を利用して撮影を行っていると思われます.

 Bluetoothリモコンの代わりにイヤホンにしてるだけってことですね.

 そしてイヤホンとなると今度はこれまでのレリーズとしての存在に置き換わるわけです.

 

 ちょっと気をつけなくてはいけないのは, 使用するアプリによってはボリュームの「-」も使えたり使えなかったり, あるいは設定でボリュームシャッター自体をオンオフできたりします.

 

 そういうわけなので, 一応アイデアとしては日本が初めてだったようです, いや別に起源主張を殊更に云々するつもりじゃないですが.

 セルカ棒ってのも, 英語の"Self Camera", "Selfie Camera"の造語らしいですね, 分かる人は気づきますかね?

 因みに名称も様々で, 自撮り棒だったり手持ち一脚といろいろです.

 

 以前, 清水寺でやってた子供の太鼓演奏を撮るとき, 既に人が大勢いたのでこりゃ手元で撮影は無理だな…と思った時に上の方法を不意に思いついたものです.

 流石に近づいて撮影は(迷惑でもあるので)出来ませんし, そもそも「近づけない」ので, 敢えて店舗を背に, 迷惑をかけない範囲で撮っていました.

 

 このまま残念な人がいる状態では, いづれ特定の場所に限らず使用制限がおこなわれるかもしれませんね.

 

 自撮り棒を使うか使わないかに関係なく, 写真撮るときはなるべく周りの迷惑にならないようにしてくださいね, 自分も気をつけてます^^;

 というか正直, アイデアを思い付いた割にはそれほど使ってはいないんですよね, イヤホンだけはレリーズとして非常に役に立ってますがw

 

 ようはスマホで, ボリュームシャッターに対応していればOKですから, この「イヤホンを使ってシャッターを切る」というアイデア自体は結構使えると思うんです.

 

 ちょっとでも考える機会になればうれしいです, では.