何かと話題になっている, 脱獄不要・アプリ不要の「擬似」透過アイコンについてまとめてみました.
2016.02.05 追記
TooLiPHoNe全体についてはこちらでまとめています.
自分はですね, iPhoneのホーム画面をカスタマイズするにあたって, 脱獄せずに擬似的な透過アイコンを作れるサイトを利用しています.
アイコンなのでズラせばバレるんですが, 下のように静止画であればそんなの分かりません, いづれにしろアイコンを好きな場所に置けるので重宝しています.
しかし自分が以前紹介したのを含め, 殆どのサイト, ブログでは単に「擬似透過アイコンとして使う」という範囲に留まります, 自分もその範囲でしか知りませんでした.
そのままで使うと, アイコンをタップするとホーム画面に追加するページに移動するだけです, これは勿体ない.
そこで, たまたま昨日ですが, もっと進んだ使い方が出来ることに気付きました, 知っておられる方がいるのか, そもそもいつからそんな仕様があったのかは定かではありません.
折角なので基本の使い方からその応用までサクッと紹介することにします.
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擬似透過アイコンの作り方(基本)
ReWrite:2016.12.28
まず準備として, 任意のアイコンを長押ししてプルプル揺れる状態にしてから一番右のページへ進み, そこでスクリーンショットを撮影します.
[注意]
この擬似透過アイコンのサイトはそのデバイスで撮影したスクリーンショットしか受け付けません.
カメラで撮影した画像などは先へ進めませんので注意してください.
iEmpty : Customize your iPhone & iPad ! (free and without jailbreak)iEmpty is a free application to customize your iPhone, iPod Touch or iPad home screen with blank icons and let you put your app icons where you want on your iOS device screen !
スクリーンショットを撮影したらこちらのサイトへアクセスします.
"Create BLANK icons", "Add" の順にタップ.
「ファイルを選択」をタップし, 「フォトライブラリ」を選択して最初に撮影したスクリーンショットを選びます..
「ファイル未選択」の箇所に選択したスクリーンショットのサムネイルと「写真1枚」の表示がされたのを確認したら "Upload Photo" をタップします.
すると画面が変わるので1ページ分ほどページを送ると画像右のように撮影したスクリーンショットと半透明のアイコンが6×4個並んでいます.
ここからアイコンを作成したい箇所をタップします, 今回は一番左上, 1×1の箇所にします.
アイコン画面になるので画面下のエクステンションをタップし, 「ホーム画面に追加」をタップします.
「ホーム画面に追加」画面になるので, アイコンラベル名には手を付けずに画面右上の「追加」をタップします.
これでアイコンが追加されました, 後は所定の場所に移動させて完了です.
この作業を必要な分だけ行えば良いわけですね.
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応用その1 : 隠しアプリアイコン
まぁ取り敢えず順を追って説明します.
先程の, エクステンションマークを押そうとする所までは同じことをやります.
この画面で「Choose launched app (iCustom)」という項目があります, もう知ってる方はお察しですよね, そう「アプリを起動」出来るんです!
実際タップすると, 右のようになります.
「Choose application type」とは言ってみればカテゴリのようなものです, タップすると…
電話やSMS, メール, アプリ, Webサイト等々, もう少し細かいカテゴリにも切り替えられるようになります, それぞれに応じて下の項目も変化します.
右のように有名どころのアプリをサポートしているようです, 見た感じではそこまで数はありませんでした.
今回は無難にApp Storeにしてみました, アイコン下にある「Tap here!」はフェイク?のようです.
その下へ進むとオプションがあります,
・Glossy effect
…そのまんま, 光沢処理です
・Empty title
…オンにするとラベルを非表示に出来ますが, その状態でも実際に「ホーム画面に追加」フォームで入力はできます, オフの場合だけ強制…と思えば良いでしょう
・Fullscreen mode
…イマイチ良く分かりませんでした…
・Popup generation
…これもイマイチ分かるようで分かりません.
後述するんですがオフにするとSafariを介さずに起動するっぽいんですが, 最初のカテゴリの種類によってはオンにしてもSafariを介さずに起動したりで, ハッキリしません.
ホーム画面に追加する際に新しいタブが開くか開かないか…だと最初は思ったんですが, そうでない場合もありました.
多分このどちらかが関わっていると思います.
兎も角, すべて終えたら緑の「Let's GO!」ボタンを押します, すると基本編と同じようにホーム画面に追加を行う流れとなります.
そしてこの「Safariを介さない」起動の場合が結構特徴的で, まず一つ目は「起動がSafariを介す場合よりも若干速い」ということです.
もちろんユーザーが使ってるデバイス毎で体感は違うのかもしれませんが, 少なくとも自分が何度か試した限りでは明らかにSafariのそれよりも早く起動(表示)しました.
そして二つ目は上の画像の通りで, Webサイトの場合はSafariなどのブラウザと違い, 上下にあるはずのメニューが一切出てきません.
気になってマルチタスクを開くと右のように作成したアイコン自身が起動しており, Safariから開いているわけではないようです.
アプリの場合でも同様で, 履歴にSafariと対象のアプリが並ぶのではなく, 作成したアイコンと対象アプリ…となっています(先の画像の通り).
この場合も, Safariを介すよりもサクッと起動します, Safariから起動するよりもこのパターンの方が軽いんでしょうかね…
まぁそんなわけでちょっと話をChoose application typeの選択画面まで戻します.
ここの一番下にはこのように「Manual (URL scheme)」があります!そう!手打ちでURLスキームを入力出来るんです!
選択すると下の項目が「Set the application scheme」になるので, そこにURLスキームをサクッと入力, 後は他と同じように進みます.
これはホント面白いですね, これで例えば隠しアプリアイコンとかを作ることが出来るわけです, 無料で!
Safariを介すとちょっと重いですが, 作成したアイコンを介すと多少動作は速いのでお勧めです.
デメリットもある
良いことばかりじゃ流石にありません.
アイコンを介す場合は完全に「別アイコン」のようで, 複数起動すると下のようにマルチタスクに複数残ります.
まぁiOSの仕様を考えると気にすることは無いんですが, これが嫌…って人はちょっと考えた方が良いですね.
応用その2 : 壁紙からアイコンを取得
これは以前別サイトでも紹介したものです.
やはり先程と同じく, エクステンションの所まで進みます.
今回は抽出したアイコンの箇所をタップします.
すると別タブが開いてそのアイコンが表示されます.
画像を長押しすると「イメージを保存」「コピー」と選べるのでイメージを保存でカメラロールに保存出来ます.
この画像をアイコン作成アプリで使ってしまおう!というわけです.
単純に隠しアイコン的に使うなら上の応用1で良い事になってしまいますが, 例えば外枠を作ってみたりと多少加工して使いたい場合は餅は餅屋ということでそういうアプリでやった方が楽です.
因みにアイコンアプリによっては上のように四隅に黒い筋が出てしまい, 壁紙によっては見栄えが良くありません.
上のアイコンは下のアプリアイコンというアプリで作成したものです, もちろん普通に使う上では問題ありませんよ.
Cocoppaというアプリであれば四隅に筋が出来ずに作成できました, 他にもアイコン作成アプリはありますが流石に全部は確認できません…
〆
どうでしょうか, ただの擬似透過アイコン作成サービスと思いきや, 目的によってはアプリ不要の万能アプリアイコン作成サービスであることが分かりました.
まぁラベル非表示で置きすぎるとどれが何だったか分からなくなるのでやりすぎ注意ですけどねw
ちょっとしたネタに使ってみるのも面白そう, 勿論有意義に使うのもアリです.
追記
2015.04.30
ふと思いついたんですが, このサイトでわざわざアイコンの無いページのスクショじゃなといけないなんて理由はないわけです.
敢えてそのままのスクショを撮り, それを使えば上のようにラベル無しのアイコンとして作成出来ますね.
あるいはスクショをちょっと細工すれば上のように擬似的な丸型アイコンも作れます.
直前にSafariなどが起動してしまうデメリットはどうしようもないですが, それを我慢してカスタムするならこんな感じで出来る範囲で遊ぶのも良いかもしれませんね.
2016.12.28
「擬似透過アイコン(基本)」をリライトしました.