とうとうリリースされました.
当然のごとく新機能が多すぎるためここではすべては書ききれません.
重要と思ったものは別記事に書くと思います.
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対応デバイス
今回のiOS11をサポートするデバイスは以下となっています.
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今回のiOS11をサポートしていない, iOS10対応機種は以下になります.
- iPhone 5c
- iPhone 5
- iPad 4世代
アップデート情報
OTAアップデートでは画像の通り1.9GB, iTunesアップデートは2.47GBでした.
当然お持ちのデバイスによって多少の違いはあります.
ダウンロード容量・所要時間など
使用デバイスはiPhone 6, 64GB, iTunesアップデートになります.
他の方でも同様であるとは限りません.
iTunesアップデートによる各所要時間は以下の通りでした.
DL開始(ロック解除) | 00:00 |
---|---|
DL完了 | 04:01 |
ソフトウェア抽出完了 | 04:28 |
iPhoneソフトウェアの更新完了 | 07:57 |
iPhoneファームウェア更新完了 | 12:02 |
ロック解除(終了) | 22:03 |
流石にメジャーアップデートとあって, 全体の所要時間が普段より5~6分余計にかかりました.
特にソフトウェア更新とファームウェアの更新, そしてその後の再起動にかなりの時間を要しました(再起動の際あとちょっとなのに進捗バーが動かないのでヒヤヒヤしました).
最大容量が増えた割には使用可能容量が対して増えていません.
新規アプリなど様々なアプリ・機能が増えた影響と思われます.
iOS10.3.3 | iOS11.0 | ||
---|---|---|---|
single | multi | single | multi |
1412 | 1544 | 1155 | 1390 |
ベンチマークについては画像の通りでダダ下がりです.
もちろんアップデート直後で発熱した状態であることが少なからず影響している可能性があります.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
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新機能
今回追加された各種新機能の一部を簡単に紹介します.
ホーム画面・ロック画面
電波強度のデザイン・システムフォント
画面左上に表示される電波強度が, ガラケー時代からの(ユーザーによっては)見慣れたデザインに変更されました.
またカレンダーアイコンやラベルの通り, フォントが一部一回り太くなりました(画面上のステータスバーは同じに見えます).
バッテリーアイコンが若干丸みを帯びてますね.
ロック画面での再生中のデザイン
ロック画面でのミュージック画面がコントロールセンターと同じようなデザインになりました.
コントロールセンターのカスタマイズ・スクリーンレコード(画面録画)
iOS11からは, 公式に画面録画が可能になりました.
カスタマイズ可能なのは最下の部分で, ミラーリングや明るさ・音量などから上は固定です.
カスタマイズするには設定アプリを開いて[コントロールセンター]>[コントロールをカスタマイズ]と進み, 配置したいアクションを追加・非表示・並べ替えします.
この中にはスクリーンレコードを行う「画面収録」があります(デフォルトでは「含める」に無いため追加しましょう).
追加した録画ボタンをタップすると3秒からカウントダウンされ, 録画が開始されます.
もう一度コントロールセンターを開いて同じボタンをタップすれば録画を終了します.
この際録画が終了した旨が通知されます.
GIFを見て分かる通り, スクリーンショットを撮影すると一定時間プレビューが画面左下に表示されます(邪魔ですね…).
ドックにあるアプリアイコンのラベルと配置
iOS11.0ではドックにあるアプリのアイコンラベルは表示されません.
それに合わせてかアイコン自体の配置がiOS10より下がっています.
計測したところ12px下がっていました(iPhone6の場合).
アプリ関連
一部アプリアイコンの刷新
画像の通り,
- 計算機
- iTunes Store
- App Store
- マップ
のアイコンが変わりました.
新規アプリ「Files」
iOSとしてはじめて, ファイラーに相当するFilesというアプリが新しく登場しました.
基本的にiOSデバイスではファイルの保存場所や管理云々を意識せずとも使えましたが, このアプリによってWindowsのエクスプローラーのようなアプリケーションが追加されたことになります.
これに伴い, 様々なファイルをドラッグ&ドロップして移動する操作が追加されています.
タイマーアプリ
iOS11からは, タイマーアプリで秒単位で設定できるようになりました.
写真アプリ
iOS11では, 写真アプリでGIFアニメに対応しました.
64bitに対応していないアプリが使用不可能に
予告されていたことですが, 64bitに対応していないアプリは起動できなくなりました.
iOS10.3.3までは同様の警告が出るだけで起動はできましたが, iOS11.0では起動することなく警告のポップアップが表示されます.
WebページのPDF化とマークアップ
iOS11ではSafariから直接WebページをPDFに変換, マークアップが可能になりました.
シェアエクステンションから「PDFを作成」をタップするとページが読み込まれ, エディタ画面へ移行します.
ペンを入れたりテキストを挿入できます.
設定アプリ関連
Siri
設定アプリのSiriが, 「Siriと検索」に変更されています.
Type to Siri
設定アプリのアクセシビリティに「Type to Siri」が追加されています.
Siriの呼び出しオフ
設定アプリの[Siriと検索]から, ホームボタン長押しによるSiriの呼び出しをオフにすることができるようになりました.
Siriが利用可能なアプリ
設定アプリの から, Siriの利用を許可しているアプリを一覧表示できます.
ここから個別にタップすることで許可を変更することもできます.
ダークモード
待望のダークモードが搭載されました.
設定アプリの[一般]>[アクセシビリティ]>[ディスプレイ調整]から設定します.
スクリーンショットではダークモードの様子は分からないようです.
これまであった反転は「クラシック反転」に改名され, 今回のダークモードに相当するのは「スマート反転」となります.
当然ですが両方をオンにすることはできません, 一方がオンのとき他方をオンにすると一方はオフになります.
アプリによってはスマート反転に対応しておらず, その場合はクラシック反転となってしまうので注意です.
(Tweetbotがヤバい)
設定アプリからシャットダウン
設定アプリの[一般]最下に「システム終了」の項目が追加されています.
これでホームボタンが使えない状況でも, AssistiveTouchを使わずに電源を切ることが可能です.
SOS機能
「Touch IDとパスコード」の下に「緊急SOS」が追加されました.
スリープボタンを素早く5回クリックすることで起動するようです.
リリースノートによると
- 現在地の位置情報に基づいて救急サービスに通話
- 緊急連絡先へ自動的に通知を送信
- 現在地の位置情報を共有
- メディカルIDを表示
などの機能があります.
非使用のAppを取り除く
「iTunes StoreとApp Store」最下に追加されたこの機能により, 一定期間使用していないアプリを自動削除してストレージの空きを確保することが可能となりました.
この機能によって削除されたアプリ内の保存データ(書類とデータ)はストレージに残った状態となります.
iPhone Storage
これまで[一般]>[ストレージとiCloudの使用状況]にあったデバイスストレージの項目が, 設定アプリ直下へ移動しました.
これに伴い[ストレージとiCloudの使用状況]は廃止されました.
下に続く各アプリには「前回使用した日時」が付記され(使ってない場合は「未使用」), これまではタップすると「Appを削除」のみでしたが上記の「非使用のAppを取り除く」に合わせてここからも書類とデータを残してAppファイルのみ削除する「Appを取り除く」が追加されています.
おやすみモード
これまでのおやすみモードは指定した時間帯において着信や通知を制限するものでしたが, iOS11では更に一定速度になることでも制限されることになりました.
β版と仕様が変わっていなければ20km/h以上になると警告のポップアップと共に制限がかかるはずです.
SNS管理を廃止
これまでTwitterやFacebookなどのアカウントを管理し, ログインのサポートにも一役買っていた項目が設定アプリから削除されています.
他へ移動したか, 完全に削除されたかは現在不明です.
標準アプリのURLスキームについて
まだ現時点ではすべて確認していませんが, 設定アプリのURLスキームについては自身を起動する App-Prefs:root しか反応しませんでした.
設定アプリを除く標準アプリはおそらくiOS10と同じである可能性があります.
詳細は別記事で整理する予定です.
β版の時点でそういう報告はありましたがまだ設定アプリのすべてが非対応になったわけではないだけまだマシなんでしょうかね…
寝る時に通常の明るさに加えアクセシビリティにあるホワイトポイントを下げてスリープにしてるので, ホワイトポイントを下げる手間が増えてしまいました.
その他
- ロック画面やホーム画面共に, 通知センターを開く際これまではiOS10.3.3では通知とウィジェットの内「前回表示した方」が開きましたが, iOS11.0では必ず通知が表示されるようになりました.
ウィジェットを開くには画面を下にスワイプし, 更に右へスワイプする必要があり, 一手間増える仕様となっています.
その代わり, 通知センターを開いて右へスワイプするとカメラが起動するようになりました, 言ってみれば「ロック画面と同じ仕様」になったと言えます. - 設定アプリの「画面表示と明るさ」から, 「明るさの自動調節」の項目が削除されています.
[一般]>[アクセシビリティ]>[ディスプレイ調整] に移動していました. - iOS10からの仕様である「壁紙の明度によって設定後に暗くなる現象」は今回のiOS11も同様に適用されているようです.
iOS10までで元に戻ってくれれば…と期待していましたがダメでしたね, 残念です. - Appスイッチャー(マルチタスク画面)でのアプリキルがスムーズになっています
- 電波強度の数値化ができなくなりました.
〆
リリースノートではまだまだたくさんの新機能・修正が書かれていますがとても書ききれないので今回はここまでです.