今回は先日指摘された一部特殊文字を表示するとクラッシュしてしまうバグの他数点の修正が含まれています..
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アップデート情報
アップデートサイズは画像の通り30MB, iTunesアップデートの場合は2.48GBでした.
手持ちのデバイスによっては多少異なるかもしれません.
- 特定の文字列を使用するとAppがクラッシュする問題を修正
- 一部の他社製のAppが外部アクセサリに接続できない問題を修正
容量・所要時間など
使用デバイスはiPhone 6, 64GB, iTunesアップデートになります.
他の方でも同様であるとは限りません.
iTunesアップデートによる各所要時間は以下の通りでした.
DL開始(ロック解除) | 00:00 |
---|---|
DL完了 | 04:09 |
ソフトウェア抽出完了 | 04:29 |
iPhoneソフトウェアの更新完了 | 07:49 |
iPhoneファームウェア更新完了 | 09:18 |
ロック解除(終了) | 17:33 |
今回のアップデートは途中までは前回モタつい最後の処理が前々回とおおよそ同じであったためやや早い結果となりました..
使用可能容量は前回から約2.13GBと大幅に増加していました.
ここまで大きいと却って怖いですね.
ベンチマーク
画像の通り8:30前後にアップデートを行っています.
アップデートする時間帯の都合上スコアが一様に低いというのもありますが, 前後で3回ずつとはいえアップデート後に大きくスコアが下がることはないどころか最後の計測では大幅に上昇する結果となりました..
セキュリティコンテンツ
About the security content of iOS 11.2.6This document describes the security content of iOS 11.2.6.
本バージョンでは1項目のセキュリティコンテンツが追加されています.
1.CoreText
対応機種 | iPhone 5, iPad Air, iPod touch6以降 |
---|---|
影響 | 悪意を持って作成された文字列を処理すると, ヒープの破損につながる可能性. |
説明 | 入力検証を改善することで対処. |
メモリには主に4種類あり,
- テキスト領域
- 静的領域
- ヒープ領域
- スタック領域
の4つです.
ヒープは動的メモリの一つで, 例えばネットワーク上で送受信する際に一時的にデータを確保するために使います.
必要な時に確保し終わったら解放する必要があり, ヒープの1ブロックを単位として使うスタックと違いヒープは実行時に確定したサイズを最大限活用します.
従って
- プログラマ側が明示的にメモリを確保する必要がある
- 確保した領域以上に書き込みを行ってしまうとクラッシュする
- 領域が広範囲でアクセス元が多くなりやすいので原因特定が難しくなりやすい
といったデメリットがあるそうです.
今回のテルグ語の特殊文字バグの話なんでしょうが流石に具体的にどう影響していたのかは分かりません.
〆
今回のクラッシュについてはユーザー自身が打ち込むだけでなく表示することでも起こり得るようなので, 例えばイタズラで表示されてクラッシュ…ということがあり得ます.
可能な限りアップデートしましょう.