同一端末で記録を録って3年が経ちました.
4年記録した記事はこちら.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
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解析データの取得が概ね解決
iOS16となって解析データの記録先が変更されたのは先日紹介した通りです.
解析データがあるにも関わらずサイクル数などの情報がない日があるなどそれまで通りとはいかなくなりましたがまったく不明ではないだけでまだマシな方ですね.
おさらい
我々が通常知りうる「バッテリーの状態」は設定アプリから確認できる画像の値です.
各種データについて
バッテリー寿命を測るレシピを含め、各種データの詳細についてはこちらを参照ください.
ショートカットレシピを使うと画像のようにバッテリーに関するいくつかの情報をわかりやすく見ることができます.
(画像は英語版)
結果
3年目(2022年2月~2023年2月)は、前年前々年と比べ実測容量(Raw_Max)の乱高下が激しくなっています.
全体が見づらくなるので切り取りましたが、記録時点でもっとも実測容量低いのは2022年10月7日の約53.26%でした.
上でも紹介したBattery Checkerレシピにも追加した健全度(MinSOH)を加えると画像のようになります(グラグの青).
ある程度の相関を期待したのですが他の要因の方が大きそうですね.
名目容量と実測容量の比であるデフレーターを見ると、3年目でも季節性と思われる値の変化が見られます.
ただしその振れ幅やバラつきは年を経るにつれ広く、大きくなっています.
劣化によるものでしょうかね.
こちらも跳ね上がりが極端な日があったので切り取っています、もっとも大きいのは先の紹介から分かる通り2022年10月7日で、値はなんと152.59%でした.
iOSのアップデートがあったわけでもないですし、極端な気温の変化があった時期でもないですし…謎ですね.
続いてバッテリーの最大容量です.
現在82%なんですが、最初に82%となったのは2022年3月5日なのでかれこれ338日の間変わっていないことになります.
ちなみに現時点での最短は87%のときで2022年2月20日から同月21日、つまり1日で1減った上に、翌日21日は3%も減って84%になりました.
1日で3%落ちる時もあれば11ヶ月も変わらない時もある
自分はそこまでゲームをする使い方はしていませんがショートカットレシピを作ったり試行錯誤するのに極端に使い続けるときもあります.
丁寧に使っていても慎重に使っていても、それだけがバッテリーの劣化に関わるだけではなく、かつそれが大きく関わるとも限らないようです.
バッテリーはもちろん電子部品は色んな要因で劣化度合いが変わったりパフォーマンスの変わる生き物のような存在ですからね、そんな簡単に寿命が分かったら苦労はしません.
こちらは横軸を日付からサイクル数に変えたものです.
サイクル数1500に届こうとしている端末ですがバッテリー寿命は上の通り82%で止まってそろそろ一年が経とうとしています.
公式ではサイクル数が500になった時にバッテリー寿命80%を維持できるよう設計されているということですが、その2倍3倍持っているということですね.
〆
前回の更新前後にApple Watchを購入したので、そちらも記録中です.
ただApple Watchの解析データについてはファイルはあってもサイクル数などの情報が書き込まれていないケースがかなりあります.
物理的に存在しないんですよね…
記録を開始したのが2022年9月7日なので今年の9月頃に投稿予定です.