同一端末で記録を録って960日が経ちました.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS16.0
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解析データが取得できない
iOS16.0にアップデートしてから、解析データのページにlog-aggregated...のファイルが生成されなくなってしまいました.
わずかにTwitterやAppleのサポートコミュニティ、Redditなどに報告があるのですが自分を含め解決法がわからず、ついに過去のデータが端末から削除される日を迎えてしまいました.
ちなみにWatchOS9.0でも同様に解析データが取得できません.
せっかくApple Watchを手に入れたのでこちらも記録しようと思っていただけにとても残念です.
ともかく現状データの取得は期待できないため、ひとまず現時点でのまとめとして投稿しておきます.
おさらい
我々が通常知りうる「バッテリーの状態」は設定アプリから確認できる画像の値です.
この数字が「本来のバッテリー最大容量あたりの現在のバッテリー最大容量の割合」であろうことはまず間違いないと思います.
3つのデータについて
バッテリー寿命に関する3つのデータを簡単におさらいします.
- nominal_charge_health
解析データにあるバッテリーの名目容量で、バッテリー寿命と合わせるために端末ごとに決まった公式のバッテリー寿命、解析データだとキー"com.apple.power.battery.design_capacity"の値(iPhone8だと1810)による割合として%計算されています - raw_max health
バッテリー容量のうち「実質容量」に相当します
こちらも上と同様1810で割って%計算しています - MaximumCapacityPercent
解析データにあるキー"com.apple.power.battery.MaximumCapacityPercent"の値で、設定アプリの「バッテリーの状態」から確認できる「最大容量」の値のことだと思われます(100を超える場合を除き、統計を取ったすべての値が一致)
結果
前回の投稿から更に230日経ちました.
やはり冬季は設定アプリからわかる最大容量より実質容量が低く、夏季になると逆転しているのがわかります.
名目容量と実質容量の関係で見るデフレーターでも、前回の1年とほぼ同じ推移になっているのがわかります.
バッテリー容量で見ると、暑さよりも寒さに対する悪影響が大きいということですね.
MaximumCapacityPercent、つまり設定アプリから見れるバッテリー容量だけ取り出したものです.
やはり減少の度合いは一定でなく、例えば2022/2/20から翌月3/3のたった11日間に87%から82%へと5%下がる時もあれば、2022/3/4から記事執筆時点の202日間変わらず同じ容量の期間もあります.
○○年使って××%になったからマズいとか使いすぎ…というのは軽々に判断できないものです.
〆
解析データのトラブルがなければ引き続きデータ収集して来年投稿する予定でしたが仕方ないですね.
記事執筆時点ではまだリリースされていませんがiPadOS16も同様に解析データが記録されない可能性がありますね.
代わりに別の名前で記録されているのか…と解析データのすべての種類を調べたのですが残念ながらサイクル数を含めバッテリーに関するデータ記録は行われていないようです.