Last Modified:2012/05/18
ショートカットレシピを, 言葉通り「コーディング」して作れるサポートアプリです.
先日までTestflightでβ版として公開されていましたが, 晴れて公式デビューしました.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のバージョン : 1.0
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レシピ⇔コード
ゼロからというのは他のプログラミング同様説明が難しいので, Jellycutsにあるインポート機能を使って既に作ったレシピがどんなコードになっているか見てみます.
ショートカットにあるレシピをインポートするには, 専用レシピである"Jellycuts Helper"をインストールしておく必要があります.
起動画面左上にある歯車アイコンをタップした設定画面にある"TOOLS"からインストールするか, Routinehubにある以下の同名レシピをインストールします.
(追記)
開発者である@LinemanZachary氏によると, Routinehub側の同名レシピはサポート圏外となったそうです.
はじめてJellycutsを利用される方はもちろん, 旧版を使っている方は上画像にある通り, アプリの設定画面からインストールできる方のレシピを使用してください.
というわけでインポートしたいレシピを用意しておきます.
今回は適当に作ったこちらのレシピを使います.
ホーム画面右上の+アイコンをタップし, "Import from Shortcuts App"を選択します.
今のうちに説明しますが各項目の内容は以下になります.
- Create Jellycut
…Jellycut言語でショートカットレシピを新規作成する - Add file
…「ファイル」アプリに保存されたJellyファイルを読み込む - Import from an iCloud link
…ショートカットレシピのiCloudリンクからJellycut言語をインポートする - Import from Shortcuts App
…ショートカットライブラリにあるレシピを選んでJellycut言語をインポートする
"Import from Shortcuts App"を選ぶとショートカットレシピ"Jellycuts Helper"が起動してレシピが一覧表示されるので, インポートしたいレシピを選択します.
なお, Jellycutsの設定画面からインストールしたJellycuts Helperでは画像左のメニューは省略されます.
RoutineHubのそれをインストールしたことがある方は画像左のメニューから"Import Existing Shortcut"を選んでからレシピを選びます.
これでショートカットで選んだレシピがJellycutsに取り込まれました.
タップすると画像のようなコードが確認できます.
ちなみに2行目はアイコンカラーとグリフを指定しています.
"openApp"(Appを開く)にある通り, アプリを開くために先日触れたバンドルIDを使ってるのがわかりますね, URLスキームの有無に関係なく開けるのも納得です.
逆に考えると, 「Appを開く」アクションを追加するためにJelly言語では常に各々のバンドルIDを調べる必要があります.
先日紹介したレシピなどを使えば不可能ではないですが, 面倒ならどれか一つのバンドルIDで書いておき, レシピに起こしてから直す方が楽でしょう.
それはともかく, コーディングを終えたら画面右上の矢印アイコンをタップします.
作成したJelly言語に基づいたレシピのiCloudリンクが生成されます.
あとは配布レシピの追加と同様にして自身のショートカットにインストールすることで使えるようになります.
コーディングミスをすれば当然ですが先へ進めません.
また執筆時点では日本語に対応していません.
変数などにひらがなや漢字を使いたいところですが, ショートカット内で書き直すしかありません.
Jelly言語でコメントを書くには半角スラッシュ2つを使います.
こうして書いたコメントはレシピに起こすことでちゃんと「コメント」アクションとして反映されます.
〆
コーディングに必要なドキュメントは公式サイトまたはアプリの設定画面からアクセスできます.
今すぐに使いこなす…のは大変ですが, レシピのバックアップの一つの選択肢としても良いでしょう.
Jelly言語としてテキストベースでバックアップしておき, Jellycuts自身でレシピとして復元します.