年明け前から春にかけて, バッテリーと気温の関係が話題になりますね.
バッテリーについては色々な事情があることは過去にも指摘したとおりです.
見かけのバッテリー残量が変わる?
取り敢えずシンプルに, 購入時のスマートフォンのバッテリー容量が200mAhであるとします.
バッテリーは普通に使っていても少しずつ劣化し, バッテリーの最大容量が減っていきます.
例えばAppleであれば最大容量が購入時の80%になれば無償交換の対象となります(AppleCare+への加入が必要です).
使い方次第ですけど意外と2年以上使っても90%を割らなかったり, 1年も経たないうちに80%70%…なんてケースもあります.
まぁそのへんはともかく, 仮に最大容量が2000mAhの状態で1000mAhだけ充電されているとします.
このとき画面右上のバッテリー表示は単純計算で (%) となりますね.
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バッテリーが劣化した状態
何らかの事情でバッテリーが劣化し, 例えば最大1200mAhしか充電できない状態であるとします.
計算上 (%) なので確実に無償交換の対象ですね.
さてこの状態で1000mAh充電したとするとどうなるでしょう?
計算すると , 表示上では83%ということになります.
同じ1000mAhだけの充電でも, 新品の頃は50%, 劣化していくと83%…と言った風に, 見かけのバッテリー残量が増えていきます.
しかし同じ使い方をすれば消費されるバッテリーの絶対数は同じなので, 減少するスピードもやはり増えていきます.
〆
実際には充電スピードを調整していますし, 先に触れた通りバッテリー表示の問題は現在であれば
- バッテリードレイン(OSなどによるバッテリー計測の不具合など)
- バッテリーの劣化
- 外気温によるリチウムイオン電池の特性
- 各デバイスでの使用状況(動画再生やゲームを頻繁に行うかどうかなど)
- アプリの自動アップデート(言うまでもなく一時的なものです)
などのいくつかの要因も考えられます.
お手持ちのデバイスのバッテリーの減りが早いと感じたとき, 何が原因なのか…はこれらを含め複数の原因が考えられることを念頭に置いてください.