テキストはメモ帳をはじめファイルアプリやサードパーティ製アプリで管理できます.
ファイルアプリに保存した場合、タップすればその内容を見れるわけですが
- タップして他人に見られたくない
- 誤って削除するリスクを少しでも避けたい
- サードパーティ製アプリは使いたくない
- でもテキストの読み書きはしたい
などの場合があるかもしれません.
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レビュー時のiOSバージョン : iOS17.5
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拡張子について
拡張子というのはファイル名の後ろにドットから続く文字列のことを言います.
例えば test.txt というファイルであれば .txt がそのファイルの拡張子です.
拡張子はその種類によってメモ帳やエクセルなど特定のソフトを開く基準となるのです.
多くが三文字で構成されていますがあくまでも監修で、例えばjpegやmpeg、xlsxのような例外もあります.
極端な話 sample.aaaaa といったファイル名で保存できはしますが、そのファイルを開けるとは限りません.
逆にそれを利用して、開発者などはエンドユーザーに弄られたくないデータを(エンドユーザーにとっての)普通でない拡張子で扱うことがあります.
代表的なのは.iniや.dat、.tmpあたりでしょうか(場合によっては開けてしまいますが).
iPhoneではファイルアプリを使って画像や動画はもちろん、様々な拡張子のデータも保存・管理できます.
その時うっかり削除してしまう…のはともかくありふれたtxtファイルなどでは混在して誤って削除してしまうおそれがあります(.datなどを使う理由のひとつでもあります).
そこで自分が決めた拡張子でファイルを作成したり、そのデータを参照・編集することを考えてみます.
レシピ
新規データの作成
まずは管理するデータのファイルを作成しておきます.
「テキスト」アクションに好きに文字を入れ(空でもいいです)、「ファイルを保存」アクションでファイルに保存します
- 保存先を尋ねる:オン
サブパス:任意の場所で拡張子は好きなものを(画像は.dat) - ファイルが存在する場合は上書き:オン
参照、編集するレシピ
本来の目的は様々ですから、今回は読み込んだ内容を「入力を要求」の「デフォルトの回答」に入れた状態で編集できるようにし、上書きするレシピを作ります.
「ファイル」アクションで先程作ったdatファイルを指定し、「名前を設定」アクションでそれを適当な名前のtxtファイルに変更します(「ファイル拡張子を含めない」はオン).
これで読み込んだdatファイルはテキストに置き換わるので「入力を要求」の「デフォルトの回答」に入れておきます.
せっかくなのでプロンプトに読み込んだファイルの名前と拡張子を表示させることで実行確認を兼ねることにします(画像の赤矢印).
「複数行を許可」はオンです.
この「入力を要求」の結果を「ファイルに保存」で改めてdatファイルとして上書きします.
サブパスなど、読み込んだファイルと同じ場所になるよう注意します.
上書きはもちろんオンです.
これでファイルアプリから直接参照できないデータをショートカットアプリ経由で編集まで可能になります.
拡張子は基本なんでもあり
今回のようなシンプルなケースであれば拡張子は多少無茶をしても問題なく読み書きが可能です.
画像は拡張子として.iphoneを使った場合です.
〆
「名前を設定」で.txtにする手法は解析データをテキストとして取り込む方法としても使われています.
あまり無茶な使い方をすると文字化けを起こしたり後になって消すべきか分からなくなるので程々にしたほうがいいです.
ちなみにファイルアプリでリストアイコンをタップし、「表示オプション」から「すべての拡張子を表示」にチェックを入れると保存されているすべてのファイルの表示に拡張子も付きます.
チェックが入っていない場合と合わせてファイル上のファイルは下の画像のような違いがあります.
- 拡張子が表示されていない→ファイルアプリ上で閲覧できる
- 拡張子が表示されている→ファイルアプリ上で閲覧できない(ファイル名とファイルサイズが表示)