URLスキームなのでショートカット以外でも使えます.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS14.4
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特定のメモをを開くには
2年も前のですがRedditに投稿がありました.
メモ帳を開くURLスキーム自体はmobilenotes://ですが, 特定のメモを開くには加えてそのメモの識別子が必要です.
メモの識別子を取得するためにショートカットアプリの「コンテンツグラフ」アクションを使います.
メモをコンテンツグラフで閲覧するために例えば上のようなレシピを作ります.
「入力を要求」でメモの名前(1行目)に含まれる文字列を入力させ, これを「メモを検索」でフィルタにかけます.
得られた結果を「リストから選択」で一つに選択させ, これをコンテンツグラフで表示します.
というわけで実際に試してみます.
メモを選択すると画像右のようにメモの本文と同じ名前の項目が表示されるので, これを選択します.
表示されるグラフから「メモ」をタップし, 次の画面で「INNote」をタップします.
表示されたテキストにある"identifier"の値が, そのメモの(カスタム)URLスキームです.
mobilenotes://showNote?identifier=xxxxxxxx-~
という文字列をコピーしておきます.
あとはショートカットでもアプリランチャでもいいのでこれを使って起動させます.
リマインダーの場合
ショートカットではリマインダーについても似たことが可能です.
なのでメモの場合と同じように調べてみます.
コンテンツグラフを表示させるレシピはメモの場合とほとんど同じなので割愛します.
実際に見てみます, コンテンツグラフから「リマインダー」をタップします.
メモの場合と項目などが少し違いますが「REMReminder」をタップすると望む結果が出てきます.
リマインダーのURLスキームはreminder://だった頃やx-apple-reminder://だった頃もあり, iOS14ではどちらも使用不可能だったんですがここを参照することで現時点ではx-apple-reminderkit://であることが分かりました.
というわけでリマインダーもピンポイントで開ける…と思ったんですが, 実際試してみるとタスク画面までが精一杯で, 対象のリマインダーが一定時間選択状態(画像で灰色になっている項目)になるだけでした.
メモの時と同じようにはいかないようです.
〆
これまではフィルタアクションを使ってメモにアクセスしたり開いたりすることくらいしかできないと思っていましたが, 開くことに関してはこうしてカスタムURLスキームが使えることがわかりました.
予め分かっているメモを開く場合は, カスタムURLスキームの方が早いかもしれません(体感の差はあまりないかも).