iOSやアプリで見かけるバージョンの数字には, 各々で意味があります.
iOSの場合
iOSのバージョンは, 例えば設定アプリの [一般] > [情報] 或いは [ソフトウェアアップデート] から確認できます.
バージョンは主に A.B.C の3つに分かれ, それぞれピリオドで区切られています.
A:メジャーアップデート
Aの部分はデザインや操作性, コンテンツなどに大きな変化があるアップデートを指します.
例えばiOS7ではコントロールセンターが追加され, iOS8では通知センターがウィジェットとして解放, iOS9ではSplit View, iOS10では通知のUIやウインドウデザインなどの変更が行われました.
B:マイナーアップデート
Bの箇所はメジャーアップデートの範囲内での機能追加が主に割り振られます.
iOS9ならNight Shift, iOS10ならApple Payですね.
C:不具合修正等
Cの箇所は様々な不具合修正や脆弱性への対応のみの場合です.
例えばiOS10.1.1ではヘルスケアが見れない不具合を修正しています.
上が下を含んでいる可能性も
基本的には上のような役割となっていますが, 例えばマイナーアップデートの中に不具合修正も入っているなど, BとCが一緒になっている場合もあります.
その場合表記は iOS A.B と, C の部分を省略することもあります.
そうでない場合は iOS A.B.0 と, 0 を書く場合があります.
例えばメジャーアップデートでも iOS 10.0 等々だったりしますね.
そしてメジャーアップデートのシリーズはその下のバージョンも総称することがあります.
例えば iOS 10 と言われたら
- iOS 10.0
- iOS 10 シリーズの(その時点での)最新バージョン
- iOS 10 シリーズのすべてのバージョン
の3通りの解釈が考えられます.
基本的には下の2つでしょうが, いづれにしろ他の人とやり取りする場合どちらのことを言ってるかハッキリさせる必要があるかもしれません.
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アプリの場合
アプリの場合は, 上記のような明確な決まりはありません.
各デベロッパーさんの決めたルールによって様々です.
例えば Google Keepでは画像のように B の箇所はその年にしているようです.
しかし同じGoogleでも他のアプリはiOSのルールに似ていますし, 開発が違うんでしょうが決め方は一枚岩ではないようです.
中には区切ることなく整数でやってるアプリもありますね.
またマインクラフトpeのように, 一定の完成度になるまで A の箇所を0にする…なんて使い方もあるようです.
〆
というわけでどのアプリでも, バージョンの数字を見ただけで大まかな内容が分かる…とは限りませんが, 少なくともiOSについては数字でそれが大体わかるようになっているのが分かります.