もう一人のY君

iPhoneアプリのレビューやアップデートレビューなどを書いています. たまに数学の記事も書きます.

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【iOS】画像加工アプリによっては元画像よりサイズが小さくなるものも

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 現在App Storeには数えきれないほどの画像加工アプリがあるわけですが, 加工した画像が元画像と同じサイズ…というわけではありません.

 一方同じサイズで作成できるものもあります.

 また加工後のEXIFや位置情報の扱いもアプリによって違ったりします, いくつかを例にその違いを見てみることにします.

 

 

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 因みに素材とする画像は標準カメラで撮影したこちらの画像.

 右側の画像はExiftというEXIF閲覧アプリでこの画像のメタタグを表示したものです.

 

Exift : 有料版

Exift : 有料版

  • Takahiro Ishihara
  • 写真/ビデオ
  • ¥360

※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください. 

 無料版もあります.

 右側にある画像ではすべて表示されていませんが位置情報が入っているものになります.

 これを各アプリで加工したものを再び確認するとどうなるか…ということですね.

 

 

使用するアプリ

 なお今回対象にしたアプリは加工アプリで有名であろう(多分)以下の20個になります(括弧内はバージョン).

 

  • 楽画cute (5.72)
  • Aviary (4.6.1)
  • B612 (5.3.1)
  • Beauty Plus (6.3.1)
  • DECOPIC (2.5.7)
  • Enlight (1.3.2)
  • InstaMag (3.8.1)
  • LINE Camera (14.0.1)
  • MakeupPlus (3.0.1)
  • MOLDIV (3.2.1)
  • PERSTEXT (1.5.1)
  • PERSTEXT Cute (1.0.0)
  • Phonto (4.7.2)
  • PicoSweet (4.1)
  • PicsArt (8.1)
  • Pixlr フォトエディタ (3.1)
  • Snapseed (2.14)
  • SNOW (2.6.1)
  • Soft Focus (10.0.1)
  • TouchRetouch (4.0.1)

 

 

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加工した各画像はどうなるか

 ではさっそく見てみましょう.

 なおオリジナルについては

  • 画像サイズ 2448×3264px
  • フォーマット:JPEG
  • ファイルサイズ:1.1MB
  • メーカー名:Apple
  • モデル名:iPhone 6
  • EXIF情報:省略
  • ソフトウェア:10.2
  • 撮影日・作成日:省略(因みに同じ日付, 時間)
  • GPS:あり(省略)

 となっています.

 オリジナルと同じ場合は○, データが削除されている場合は-となります.

 

 

縦・横・サイズ・メーカー・モデル

 縦 横 サイズ メーカー モデル 
楽画Cute  ○  ○  1.1MB 
Aviary  ○  ○  1MB 
B612  ○  ○  1.7MB 
BeautyPlus  1836  2448  2.9MB 
DECOPIC  640  640  94KB 
Enlight  ○  ○  1.8MB  ○  ○ 
InstaMag  960  1280  1MB 
LINE Camera  1915  2553  780KB 
MakeupPlus  1836  2448  3.6MB 
 縦 横 サイズ メーカー モデル 
MOLDIV  ○  ○   1.1MB  ○  ○ 
PERSTEXT  ※1   ※1   1.1MB 
PERSTEXT Cute  ※1   ※1   1.1MB 
Phonto  ○  ○  6.2MB  ○  ○ 
PicoSweet  1280  1280  264KB  ANDG CO., LTD 
PicsArt  ○  ○  802KB  ○  ○ 
Pixlr フォトエディタ  ○  ○  1.1MB 
Snapseed  ○  ○  760KB  ○  ○ 
SNOW  750  1334  159KB 
Soft Focus  1620  2160  320KB 
TouchRetouch※2 ※1   ※1   1.4MB  ○  ○ 

※1 サイズは複数選択可能, 今回はフリー(オリジナルと同じ)を選択.

※2 PNG選択可. その場合EXIFやGPSは全削除されます.

 

 当然ですが, 加工後の画像はその内容によってサイズは異なる可能性があるため, 上記の「サイズ」についてはそこまで重要ではありません.

 とはいえ全く参考にならない…というわけではないので, 大ざっぱに評価してください.

 

EXIF・ソフトウェア・撮影日/作成日・GPS

 EXIF ソフトウェア 撮影日/作成日 GPS 
楽画Cute 
Aviary 
B612 
BeautyPlus 
DECOPIC 
Enlight  ○  ○  ○  ○ 
InstaMag 
LINE Camera 
MakupPlus 
 EXIF ソフトウェア 撮影日/作成日 GPS 
MOLDIV  ○  MOLDIV  ○  ○ 
PERSTEXT 
PERSTEXT Cute 
Phonto  ○  ○  加工後保存した時間  同左 
PicoSweet  PicoSweet 
PicsArt  ○  PicsArt  ○  ○ 
Pixlr フォトエディタ 
Snapseed  ○  Snapseed  ○  ○ 
SNOW 
Soft Focus 
TouchRetouch  ○  10.2 TouchRetouch  ○※3  ○ 

※3 作成日のみ, 加工後保存した日付・時間に上書き

 

 

, このように, 同じ画像でも加工後のサイズやメタタグなどの扱いが結構違うことが分かります.

 

 

 そもそも画像加工後にどう使うか, SNSに投稿するのかアルバムにする(印刷含む)等々でこの違いの扱いは違ってきます.

 

 サイズが程良く小さくなるのはSNSでのシェアを考えると双方にそれなりのメリットがありますし, しかし印刷となると例えば640×640, 約51万画素では流石に小さいです.

 

 具体的に, どのアプリがどのように保存に至るかは実際に調べてみないとわかりません(アプリによっては説明にちゃんと書いてあります).

 アプリ選びで, こういった違いについても気にしてみると良いかもしれませんね.