先週との噂ですが今日でしたね.
今回はファイルシステムの変更を含む大きなアップデートとなります.
アップデート情報
OTAアップデートでは画像の通り610.2MB, iTunesアップデートはちょっとうっかりして確認しそびれました.
当然お持ちのデバイスによって多少の違いはあります.
ダウンロード容量・所要時間など
使用デバイスはiPhone 6, 64GB, iTunesアップデートになります.
他の方でも同様であるとは限りません.
今回はファイルシステムが変更という大きなアップデートとなるため, OTAアップデート(デバイス単体のWi-Fiを用いたアップデート)はできるだけ避け, iTunesから「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れた状態でバックアップしてから行いましょう.
iTunesアップデートによる各所要時間は以下の通りでした.
DL開始(ロック解除) | 00:00 |
---|---|
DL完了 | 04:07 |
ソフトウェア抽出完了 | 04:31 |
iPhoneソフトウェアの更新完了 | 11:30 |
iPhoneファームウェア更新完了 | 16:22 |
ロック解除(終了) | 22:16 |
今回からPCが変わったので環境が違います.
- OS:Windows10 Home
- CPU:Intel(R) Core(TM) i5-6400 CPU @ 2.70GHz 2.71 GHz
- メモリ:8GB
- システム:64bit
その影響か, ダウンロードしたiOSの抽出作業がたった24秒で終わってしまい拍子抜けです.
但しファイルシステムの変更の影響か, ソフトウェアやファームウェアの更新, その後の処理で時間がかかり, 結果的に22分ほどかかることとなりました.
最大容量, 使用可能共に大幅に増加しています, 前者は約1.24GB, 後者に至っては約3.27GBも増えました.
書類とデータのうちの一時ファイルのようなゴミが掃除されただけの可能性もありますけどね.
また画像の通り, 少なくともソフトバンクではキャリアアップデートも行われています, こちらも合わせてアップデートしておきましょう.
iOS10.1.1 | iOS10.2 | ||
---|---|---|---|
single | multi | single | multi |
1333 | 2226 | 1306 | 2245 |
ベンチマークなんですが前回iOS10.2と比べ大きな差は見当たりません.
前回のアップデートではマルチコアのスコアが大幅に落ちていたのですが今日見た結果では画像の通りで2200を超えていたのでやはり一時的なものだったんですね.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
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リリースノート
以下はリリースノートの内容となります.
- iPhoneを探す
- AirPodsの現在の所在地または最後に確認された場所を見ることが可能に
- 片方または両方のAirPodsから音を出して探し出しやすくすることが可能に
- Siri
- 支払い用Appを使用して, 支払いを実行したり, 請求書を確認したりする機能
- 配車サービスAppを利用して, 配車の予約をすることに対応
- 自動車メーカー製のAppを使用して, 車の燃料の残量確認, ドアのロックの状況確認, ライトの点灯, クラクションを鳴らしたりすることに対応
- インディアン・プレミアリーグと国際クリケット評議会によるクリケットのスコアおよび各種記録に対応
- CarPlay
- 最後に使用したAppに簡単にアクセスできるショートカットをステータスバーに追加(back to app?)
- Apple Musicの"再生中"のスクリーンから"次はこちら"および現在再生中の曲のアルバムへ移動が可能に
- Apple Musicの厳選されたプレイリストや新しいミュージックカテゴリが利用可能に
- その他の改善および修正
- iTunesで一度レンタルした映画をどのデバイスでも視聴可能に
- Apple IDアカウントの情報, 設定, およびデバイスが一覧できる新しい設定画面
- "マップ"で現在の気温を3D Touchすると, 時間ごとの天気を表示
- "マップ"で"駐車中車両"の検索に対応
- "カレンダー"に迷惑な参加依頼を削除しスパムとして報告する機能を追加
- "ホーム"でアクセサリのスイッチやボタンでシーンを起動することに対応
- "ホーム"でアクセサリのバッテリー残量確認に対応
- Podcastに, 3D Touchの対応を追加し, "今日"のウィジェット表示で最近更新されたコンテンツのアクセスが可能に
- podcastのコンテンツおよびエピソードは"メッセージ"で共有可能になり, メッセージ上で再生が可能に
- 位置情報とプライバシーをリセットすると, "マップ"で現在地が表示されない問題を修正
- "電話", Safari, "メール"でVoiceOverの安定性を改善
リリースノートの通り, 設定アプリの一番上に, サインインしているApple IDの情報が結構なサイズで表示されるようになりました.
アクセスすると自身の名前や電話番号, メール, パスワード, 支払い, iCloud, 紐付けされているパソコンなどの情報を確認できます(内容次第ではApple IDのパスワードの入力が必要).
検索ウィンドウのように起動時隠れているわけではないため邪魔に感じますね…
画像の状態が機能時の表示なので, 例えば「一般」を開くためには少しスワイプしないといけなくなりました, 地味に手間ですね.
また先程の画像でもチラッと見えたと思いますが, 設定アプリから[一般]>[情報]と進んで「App」の項目をタップすると, 「App互換性」のページが新しく作成されています.
ここに並んでいるアプリは例のごとく64bitに対応していないものとなります.
現在はまだ起動時に警告が出る程度で済んでいますがiOS11ではこれらのアプリは完全に起動できなくなる可能性があるため, 説明の通り開発者に問い合わせるか, ダメなら他のアプリに乗り換える必要が出てきます.
ポップアップのデザインもスッキリなものに変更されたんですかね?
セキュリティコンテンツ
今回は数が多いため, 別記事としています.
〆
リリースノートにはありませんが, 更新にかかった時間を考えるとファイルシステムの変わっていると思われます.
アップデートそのものの流れも変わってないか心配でしたが特にそんなことは無かったですね.
なお, いくつか見たところ設定アプリなどのURLスキームは変わらず使えるようです.