iOS14まで「おやすみモード」として使われていた機能が, カスタマイズ可能となった「集中モード」に代わり, それまでの「おやすみモード」は集中モードの一つとして統合されました.
そして集中モード自体もショートカットでの使い場があることから, 色んなレシピを組んで, 好きな集中モードのオンオフに応じてアクションを実行できるようになっています.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS15.0
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集中モード
集中モードにはデフォルトで
- おやすみモード
- 睡眠
- パーソナル
- 仕事
の4つが存在し, これらは削除できません.
画面右上の+アイコンをタップすることで, 好きな集中モードを作ることが可能となります.
- 個々の連絡帳およびAppで通知を許可するかどうか
- メッセージを送った相手に現在通知が知らされない状態であることを伝えるかどうか
- ホーム画面のページ表示の制限、通知バッジの非表示
- ロック画面を暗くする、知らされなかった通知の表示
- 時刻・場所・App・スマートアクティベーションをトリガーとして自動的にオンにする機能(オフにするオプションはここにはありません)
などをカスタマイズ可能です.
色んな組み合わせで作っておくと良さそうですね, ただ通知や着信が欲しいAppや相手のチェックは必ずしておかないといけません.
こうして作った新しい集中モードはショートカットのオートメーションでもトリガーとして使うことができます.
トリガーは「オンになったとき」「オフになったとき」のいずれか、または両方を選択できます.
「実行時に尋ねる」はオフにできます.
というわけでこれを利用して今回は壁紙を変更してみましょう.
例:壁紙変更
今回はメニューから選択して変更するようにします.
タップしやすいよう, あらかじめ改行付きのメニュー用テキストを用意しておきます(タップしやすくなるだけで必須ではありません).
それぞれの選択肢に応じて「集中モードを設定」で対象のモードをオンないしオフにします.
上で作ったレシピは集中モードのオンオフだけです.
オートメーションの方で, オンの場合とオフの場合でそれぞれ異なるアクションを追加しておきます.
今回は先日紹介したレシピを実行させることで代用しています.
実際に試してみます.
今回はレシピを使って手動で集中モードを変更することになります.
これで集中モードのオンオフによって壁紙が変わります.
コントロールセンターから実行
iOS15ではすべての集中モードがコントロールセンターからオンオフできます.
遠回しになりますが集中モードとオートメーションによってコントロールセンターがランチャー代わりになるわけですね.
三点アイコンのある集中モードは, 条件を満たす間までオンにする…ということも可能です.
項目の並び替えができるといいんですがそれは現在はできなさそうです.
〆
β版の時点で話題になっていたTipsです.
仕事やゲームなど, 状況に応じた環境設定をより自由にこなすことができます.