今まで触れていなかったアクションについて少し説明します.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS14.6
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ショートカットの入力・結果
この変数はマジック変数同様, アクションの検索から出てくるものではなく, キーボードでの各アクションの入出力枠をタップしたときのみ表示されます.
先に結論を言ってしまうとこれらのアクションはプログラム言語で言うところの「関数の引数と戻り値」です.
簡単なショートカットレシピで説明します.
このアクションは主に「ショートカットを実行」アクションを使うときに使用することになります.
「ショートカットを実行」アクションには「入力」を追加する枠があります, ここに「関数」となるレシピに渡したい値を入れておくことができます.
画像の例で言うと
void function.(数字)
としてコールしていることになります.
このとき, 「入力」に与えられた値は実行先のレシピの「ショートカットの入力」に代入されるわけです(画像①).
こうしてメイン側のレシピの値が関数側のレシピで使えるようになります.
関数側(として機能している)レシピはその最後の値を, メイン側の「ショートカットの戻り値」として出力します(画像②).
画像の例ではメイン側で引数となる数字を用いて関数をコールし, 結果を表示するレシピ, 関数側のレシピは引数を2倍して返すだけのレシピ.
というわけで理想通りの結果になりました.
「ショートカットの入力」はあくまでも別のレシピから渡されて得られるもので, それまでは空っぽのようです.
したがって自分自身の「ショートカットの入力」を扱おうとすると問題を生じます.
逆に言えば自身の「ショートカットの入力」はブール値で言うところのnullと言えます.
〆
複数のレシピを組み合わせて使うユーザーは少ないとは思います.
ただ知っておくと便利ではありますし, その仕様を逆利用する手もあります.