本日iOS14.5がリリースされました.
それに伴い, ショートカットアプリに新しいアクションが複数追加されています.
※価格は記事執筆時のものです. 現在の価格はApp Storeから確認ください.
レビュー時のiOSバージョン : iOS14.5
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追加されたアクション
追加されたアクションの中には以前廃止されたアクションも含まれます.
「"画面の向きをロック"を設定」アクション
「"画面の向きをロック"を設定」アクションでは, 画面の向きのオンオフを制御します.
アクションを追加した時点ではロックを「切り替える」になっています.
この場合アクションを実行するたびに, オンだった場合はオフに, オフだった場合はオンに切り替えます.
どちらか一方に変更したい場合は処理の部分をタップして「変更」を選択します.
処理部が「オンに変更」となるので"オン"の部分をタップすると"オフ"と"オン"に切り替わります.
これでアクションの処理の時点でのロックの状態に関係なくロックをオンもしくはオフにできます.
画面の向きが変わって困るアプリで重宝すること間違いなしのアクションですね.
「スクリーンショットを撮る」アクション
スクリーンショットを撮影するアクションです.
説明にある通りこのアクションは撮影したスクリーンショットを結果として返すだけですから, それを写真アプリに保存するか, その前に加工するか…といった他の処理を行うのが基本です.
各々のレシピで初めて使用する場合, スクリーンショットの撮影に対する許可を求められます.
「"音声通話とデータ"を設定」アクション
「"音声通話とデータ"を設定」アクションでは, 音声通話や回線の種類を変更することができます.
アクションを追加すると, 音声回線とモバイルデータ通信の種類を指定のものに変更できます.
4Gや5Gが不安定な場所では1世代落として使う…なんてことが可能になりますね.
「変数から取得」アクション
「変数を取得」アクションは, 指定の変数の値を取得して, 次のアクションの入力として渡すアクションです.
手前で行った処理などの結果を扱いたいときに使います.
画像の例でははじめに数「10」をvalueという変数に代入しましたが, 途中で20を代入した数字アクションが入り込んでいます.
なのでこのまま「結果を表示」を行うと自動的に後者が入力となってしまうため, その手前で「変数を取得」で変数valueを呼び出しています.
こうして扱いたい値を制御できます.
しかし実際にはせっかく変数に代入したのですからその変数を使えばいいですし, いっそのこと画像のようにマジック変数を直接使えば済んでしまいます.
この方がアクション数が少なく済みます.
もちろんデメリットもあって, マジック変数では「それが一体どのアクションの出力かが分かりづらい」ところです.
マジック変数は名前を変更できるとはいえ, それでもどのアクションを指しているかを明示できるわけではありません.
いずれにしろ現実問題としてこのアクションは意外と使う場があまりないかもしれません.
〆
画面の向きとスクリーンショットについては色んな場面で使えそうです.
その他, 外部ファイルに関する脆弱性もiOS14.5で修正されています.