
気になったので検証してみました.
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機能自体は以前からある
推定時間の予測機能自体はiOS17に導入されており、例えば設定アプリの「バッテリー」から確認できます.
iOS26では充電時に「80%までの到達時間」としてロック画面に表示される機能が正式に導入されました.
実際の精度は
充電では発熱や充電器の種類、最大容量など様々な要因で充電にかかる時間が変わります.
今回の推定時間もどこまで正確なのか、あらためて気になったので何度かデータを取ってみました.
使用端末はiPhone12miniです.

まだ標本数が52と統計学的には少なすぎですが、ある程度の傾向を掴むことはできそうです.
横軸は充電を開始した時点でのバッテリー残量、縦軸は予測時間と実際に80%になった時間との時間差です.
値が正なら予測おく遅れた、負なら早まったことを意味します.

| 時間差(分) | |
|---|---|
| min(最小値) | -28 |
| Q1(第一四分位数) | -4 |
| Q2(第二四分位数、中央値) | -1 |
| Q3(第三四分位数) | 4 |
| max(最大値) | 53 |
四分位数で見ると上の通りです.
全体で見るとハズレ値がちらほらとあるためひげの部分が長いですが、開始時50%以降で見ると半数が±4分程度に収まっているのがわかります.

時間差を±10%で見るともう少しわかりやすくなります.
予測より遅い場合は散らばりが見られますが、早い場合はほとんどが5分以内に収まってます.
推測
絶対と言い切るのは難しいですが、以下であろうと推測することは可能です.
- 最大容量は反映されている
検証したiPhone12miniは現在72%と100%に比べて十分小さいため、充電時間に反映されていると見られます - 充電器の種類や劣化度合い
これは端末側が実際に流れている電圧や電流、発熱の挙動を監視しているため、端末はどんな充電器やケーブルを使っているかはわかっていませんが、前者の情報によって結果的に把握していると言えます - 一時的な消費量の影響
充電中でもゲームをしたりすれば、いくら電圧や電流、発熱の情報をある程度把握していると言っても限界があります
それを抜きにしても充電時間が長くなればイレギュラーがどんどん増えていきます
開始時のバッテリー残量が小さいほどばらつきがあるのはこれが一因でしょう
〆
データがまだ少ないのでなんとも言えませんが、中央値が-1分とかなり精度は高いと言えます.
まあ充電ごとの誤差は見ての通りなので一回一回の実感となると微妙ですけどね.
データが増えるとどう変わるのか、引き続き続けてみます.
