こんにちは, @the_theorierです.
普段当たり前にアプリアイコンをタップして起動するのももちろん良いですが, ランチャーを利用すると利便性が向上することがあります.
使いこなせば色々メリットのあるランチャー, 少し紹介してみましょう.
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- ランチャーとは
- メリットとデメリット
- いろんなランチャーのタイプ
- ランチャーの登録
- 好きなアイコンから起動する(2016.03.14 追記)
- 特定のアプリを持っていると…(2016.03.14 追記)
- 〆
ランチャーとは
ランチャーとは, ロケットなどの発射装置を意味するLaunchをもじったもので, 大雑把に言えばアプリのショートカットのようなものです.
これもランチャーのひとつ
例えばSpotlight検索もランチャーのひとつです, このタイプは検索型などと呼ばれ, 名前の通りで起動したいアプリケーションを検索ボックスなどに入力して, 見つけたら起動するというものです.
メリットとデメリット
さっさとメリット・デメリットについて触れておきましょう.
とは言っても"それ"がメリットになるかどうかは人それぞれです, 自分に合わないと思うなら無理することはありません.
まず言えることは「ホーム画面をすっきりできる」ことですね.
ホーム画面にギッシリとアプリが, フォルダが置いてある様を嫌うなら, アプリ一つで多くのアプリの起動をサポートできるランチャーアプリはとても強みになります.
またアプリの数が多ければ多い程, 目的のアプリがどこか分からなくなってしまうことがあります.
最低限でも普段よく使うようなアプリを登録しておけば混乱することもありません.
当然ですが, 組み合わせ次第では寧ろ起動までのステップが増えてしまうという矛盾も抱えています.
ランチャーに疑問を投げかける理由の一つでもあり, 実際正しいので使いどころに注意しないと逆に手間をかけることになります.
好みは分かれるでしょうが, 自分はランチャーを使って下のように2ページ+ウィジェットで完結するように整理しています.
基本的には1ページ目と通知センターで主要アプリは対応しています.
一応こちらを参考にしてください.
いろんなランチャーのタイプ
ランチャーには色んな種類があり, 上記の検索型以外にもiPhoneで知られているものとしていくつかあります, 代表的なものを少し挙げてみましょう.
パレット型
パレット型は, ウインドウ画面にアイコンなどを並べ, それをタップすることで起動します.
ホーム画面でオリジナルのアプリアイコンを起動するのと同じような感じですね.
アプリによっては上のようにボリュームや明るさが調節できたり, リマインダー機能が付いていたりと色んな特徴があります.
因みに上のアプリはLaunch+と言って, ランチャーの代表格の一つです.
スワイプ型
スマホならではと言っても良いですね, スワイプすることで起動するタイプのランチャーです.
上記はLaunch Center Pro というこれもまた有名どころのアプリランチャーで, 基本はさきほどと同じでパレット型ですが, アイコン部分を「Group」に指定すると, その部分を長押しすることでその場所以外のマスが切り替わり, 長押ししたまま起動したいマスまでスワイプして指を離すと起動する…という特徴を持っています.
こうすることで基本は画像の通りで3×5の15個しか登録できませんが(iPhoneのシリーズによっては3×4になります), グループアクションにすることで最大14×15, 210個分登録できるようになります.
つまり最大で210個分のアプリ起動などを, このアプリ一つに集約できるわけですね.
ジェスチャ型
あまり数はありませんがこれもスマホならでは, 予め登録したジェスチャを描くことでアクションを起動するタイプです.
ただ扱ってる限りではどうも精度がよろしくありません, 似たようなジェスチャにすると違うアプリが起動したり, いくらやっても認識に失敗したりと中々癖のあるタイプです.
あまり多くのアクションを登録するには向いていません.
通知センター型(ウィジェット型)
画像のように, (大抵は)通知センターの「今日」の部分にパレット型のランチャーを置き, 起動するタイプです.
ウィジェット型の何よりの強みは他のアプリの起動中でも開くことが出来る点ですね.
iOSではアプリを渡ったり, ホーム画面を押すなどをすれば, iOSによって原則そのアプリは「終了」してしまうため, 状況によっては再びそのアプリに戻ると再起動してしまうことがあります.
通知センターを開くだけならその心配はありませんので多少そのリスクを減らすことができます(起動してしまえば同じです…).
iOS8のリリースとほぼ同時にリリースされたアプリ「Launcher」はウィジェットランチャーとしての先がけとして登場しまし, Appleの指摘で一時期ストアから去りましたが再復帰を果たし, 今も人気上位のアプリとなっています.
現在は類似のアプリがたくさん存在します.
HTML型
上記のLauncherは人気だった反面, Appleの指摘で早々に削除する運びとなってしまいました.
そのため他のデベロッパーさんは何とかそれに代わる方法はないかと言う事で, ある方がHTMLを実装することで, 言わば「手作りのアプリランチャー」を作ることで実現しました(もちろんその方がそれだけの理由でそうしたかは分かりません).
HTMLのすべてに対応しているわけではありませんがその汎用性は非常に高く, アイデアによっては単独アプリを作るよりもこのアプリでHTMLを組むだけで済む場合があるほどです.
アプリランチャーとしての使い方はその一つに過ぎません.
使い方は上記のMyShortcutsのアップデートを皮切りに多くの方がブログなどに書かれています, 因みに後者のMyMemoの方はHTML組み込みの機能に特化したものです.
このように一言でランチャーと言っても色んな特徴を持っています, 利用するにしても希望に叶ったものを選びましょう.
ランチャーの登録
実際に登録する場合は, 大抵は
- 既にそのiPhoneにあるアプリで対応しているものの一覧から選ぶ
- そのアプリがサポートしているアクションから選ぶ
- 手入力する
のどれかになるでしょう.
よく誤解をされるんですが, そのランチャーアプリでサポートしていないから対応していない…というわけではありません, 特にアプリの場合, あくまでも
- 対象アプリがURLスキームに対応している
- ランチャーアプリが対象アプリ(のURLスキーム)を収録している
の両方を満たしている…というだけだからです.
手入力の場合は何らかの方法でURLを探し, キーボードから入力することになります.
ここで言うURLは例えばWebサイトのページURLだったり, 或いは上記の条件に漏れたアプリのURLスキームだったりです.
URLスキームとはURLの先頭部分, コロンの手前までの文字列のことで, 例えば http だったり ftp だったり mailto といったものに当たります.
iPhoneでは往々に起動用のリンクのような存在です, 試しにSafariを開いて music:// と打って開いてみてください, 標準のミュージックアプリが開くと思います.
そんな感じで指定のURLスキームを打ちこむと, 対象のアプリが起動するわけですね.
より進むと, パラメータ渡したりすることが出来るんですが, そこは置いときます.
残念な点としては, すべてのアプリがURLスキームをサポートしているわけではない…ということです.
対応していないアプリは基本的にはランチャーから起動することはできません.
強引にやれば, 例えばそのアプリのAppStoreリンクへ飛び, 「開く」をタップすることで起動できないことはないですが, これだとAppStoreを起動させることになるのでメモリ的にもタップする手間的にもメリットは薄いです.
どうしても…という場合の最終手段ですね.
単純に起動するだけであればURLスキームが分かればなんとかなります.
ランチャーアプリ側で対応していればリストから選ぶだけでサクッと使えますが, そうでない場合は自分で探さなければなりません.
もちろんデベロッパーさんのサイトで紹介していたり, いやそもそもAppStoreの説明に書いてあれば願ったりかなったりなんですが, すべてがそうではありません.
もちろん質問したり, 無いと分かれば依頼するのもアリです.
僕が調べた範囲であればこちらにありますので覗いてみてください.
好きなアイコンから起動する(2016.03.14 追記)
アプリに限ったことではないですがTooLiPHoNeのサイトを利用すれば好きな画像を使ってアプリやWebサイトを開けます.
アプリアイコン作成のアプリでも良いですが, こちらはアプリではないのでストレージを消費しません.
特定のアプリを持っていると…(2016.03.14 追記)
通常では起動できない設定アプリを含めた標準アプリが起動できます.
上手く使いこなせばどんどん自由に, 便利になります.
〆
デメリットでも挙げたように, 使えば必ず便利になるわけではありません.
あくまでもそれにメリットを感じるようになって, その価値を感じるものだとは思います.
途中で紹介したLauncherは無料で8個(追加アイコンを含むので実質7個)まで登録できますから, 試しに使ってみてはどうでしょう?